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鮮明になった域内対立…中国「危険な道を行くな」日本「平和に資する」

登録:2023-04-28 01:51 修正:2023-04-28 13:33
中国外務省の毛寧報道官=中国外務省提供//ハンギョレ新聞社

 中国政府は、韓米首脳会談の共同声明に対して「危険な道を行くな」と述べて強く反発した。一方、日本は「地域の平和と安定に資する」と肯定的に評価した。

 中国外務省の毛寧報道官は27日の定例記者会見で「米国と韓国は、台湾問題の実際を正しく認識し、一つの中国原則を尊重し、台湾問題において言動に慎重を期し、誤った危険な道へとますます遠ざかるのをやめよ」と述べた。毛報道官は「台湾問題は純然たる中国の内政であり、中国の核心利益中の核心であり、台湾問題の解決は中国人の仕事であり、いかなる外部勢力の干渉も絶対に許さない」、「台湾問題の真の現状は、両岸が一つの中国に属するということ」だと述べた。

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と米国のジョー・バイデン大統領は26日、米ワシントンで首脳会談を行い、台湾海峡などが含まれる韓米共同声明を発表した。両首脳は共同声明で「域内の安保と繁栄の必須要素として台湾海峡の平和と安定の維持の重要性を再確認した」、「不法な海上領有権の主張、埋立地域の軍事化および強圧的行為を含め、インド太平洋における一方的な現状変更のいかなる試みにも強く反対した」と述べた。

 尹大統領は19日のロイター通信とのインタビューで「台湾海峡での力による現状変更の試みに反対する」と述べているが、この内容がそのまま共同声明に記されている。その他にも南シナ海問題、半導体輸出、米英豪の対中国安保協議体であるAUKUS(オーカス)など、中国をターゲットにした内容が多く含まれている。

 中国は、韓米首脳が「拡大抑止」の強化を盛り込んだワシントン宣言を採択したことについて、緊張を高めていると非難した。拡大抑止は、米国が同盟国に対する核攻撃を防ぐことを意味する。毛報道官は拡大抑止について「朝鮮半島問題は非常に複雑で敏感だ。各国は朝鮮半島問題を直視し、平和的解決を推進し、対話と交渉による政治的解決を得るために建設的な役割を発揮すべきで、いたずらに緊張を作り出したり危険を誇張したりしてはならない」と主張した。さらに「米国の方法は冷戦的思考に満ちており、陣営対決を扇動し、核不拡散体系を破壊して他国の戦略的利益を害し、朝鮮半島の緊張を激化させて地域の平和と安定を破壊する」、「これは朝鮮半島の非核化という目標に反するものであり、中国は決然として反対する」と述べた。

 日本政府は、韓米首脳が韓米拡大抑止の強化に合意したことを肯定的に評価した。松野博一官房長官は27日の定例記者会見で「米韓間で拡大抑止の強化に関する議論が行われることは、日米での拡大抑止の強化に向けた取り組みとも相まって、地域の平和と安定に資するものであると考えている」と述べた。そして「日米韓3カ国を取り巻く現下の安全保障環境が一層厳しさを増している中で、我が国としても日米韓3カ国の協力は北朝鮮への対応のみならず、地域や国際社会の平和と安定、そして自由で開かれたインド太平洋の実現にとって一層重要と考えている」と述べた。「引き続き現下の戦略環境を踏まえ、日米、日韓、日米韓で緊密に連携していく」とも述べた。松野長官は韓米首脳が拡大抑止の協議体の新設に合意したことについて、日米そして韓米日で作る必要性があると考えるかと問われ、「日米の間では2010年以降、定期的に日米拡大抑止協議を実施する中で、核抑止を含む拡大抑止の維持、強化に向けた取り組みについて議論してきている」とし、「引き続き日米拡大抑止協議会、および1月の日米2+2(防衛相、外相)でのやり取りのような様々なハイレベルでの協議を通じ、実質的な議論を進めていきたい」と述べた。

北京/チェ・ヒョンジュン特派員 東京/キム・ソヨン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1089687.html韓国語原文入力:2023-04-27 17:20
訳D.K

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