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中, 米国との軍事交流 全面中断

原文入力:2010-01-31午後10:14:28(1304字)
台湾に武器販売 強力抗議, 米国企業も制裁…米-中関係‘急冷’

パク・ミンヒ記者,クォン・テホ記者

←台湾海軍が米国から輸入した対潜水艦攻撃用ヘリ S-70Cが去る27日、高雄南部チャオイング海軍基地でフランス製フリゲート艦に着陸している。高雄/AFP連合ニュース

米国が台湾に武器を販売することに対する報復として、中国が米-中軍事交流の全面中断と米軍需企業に対する制裁など強硬措置を持ち出し、両国関係が急速に冷却している。世界2大強国(G2)間に暗雲が深まり、6者会談再開と北韓核問題解決,金融危機克服と気候変化対処のための協力などにも乱気流が起きる兆しだ。

米国政府が29日(現地時間)計64億ドル分の武器を台湾に売ると議会に通知するや、中国は外交・国防・全国人民代表大会・台湾事務弁公室など5部署・機関を動員し、米国に向けた超強硬抗議を浴びせている。

中国国防部のファン スェピン スポークスマンは30日「米国の武器販売による深刻な被害を考慮し、両国軍部間の人的相互訪問を中断することにした」とし米-中軍事交流の中断を発表した。中国外交部も声明を出し「中国は台湾武器販売と関連した米国企業らに制裁を賦課する」として「今回の武器販売が国際社会の主要イシューに対する両国間協力にも支障を与えるほかはないだろう」と警告した。外交部は「安保・軍縮・非核化問題を議論するための両国間次官級対話も延期するだろう」と明らかにした。何亚非外交部副部長は30日ジョン ハンツマン駐中米国大使を召還して強力に抗議した。

中国は2008年ブッシュ行政府が台湾に対する武器販売計画を発表した時、4ヶ月程度 軍事交流を中断したことがあるが、今回は米国企業に対する制裁と米-中協力全般に警告を発して出たことは異例的に強度の高い対応だ。

チンチャルルン人民大 国際関係学院副院長は<鳳凰衛星テレビ>に出演し「中-米軍事交流中断は第一歩であり、以後はるかに強力な措置が出てくる」としつつ「人民解放軍が先端武器実験に出ることがありえ北韓とイラン核問題,反テロ作戦などで米国との協力を減じていくこともありうる」と分析した。

ジェフ・モレル米国国防部スポークスマンは 「中国が軍事分野などの交流を減らすことにしたことに対し遺憾と考える」 として 「台湾に防御用武器を売る米国企業に対する中国の行為も残念」 と話した。

今回の武器販売にはブラックホーク ヘリ60機とパトリオット-3ミサイル114機を含む地上と艦上発射が可能な先端ハプーンミサイル12機,多機能情報流通システムなどが含まれる。米国議会が今後30日以内に反対の立場を出さなければこの計画はそのまま履行される。

北京,ワシントン/パク・ミンヒ、クォン・テホ特派員 minggu@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/401998.html 訳J.S