原文入力:2009-01-16午後07:05:26
弁護士 “深刻な負傷痕跡”…政府は否認
ファン・ボヨン記者
←ムンタダル アルチャイディ(写真)
先月イラクを訪問したジョージ・ブッシュ米国大統領に靴を投げてアラブの英雄になったイラク放送記者ムンタダル アルチャイディ(写真)が激しい拷問を受けているという疑惑があると<ニューヨーク タイムズ>が16日報道した。
アルチャイディ記者の弁護士であるティヤ アルサディはこの新聞に「アルチャイディが腕と脚に深刻な負傷をしており、歯が折れたり鼻ぱしらに深い傷を負い、耳にも火傷跡ができたという二つの医療診断書が出てきた」として「それでも政府側医療スタッフは彼が顔とからだに軽い打撲をしたとだけ描写した」と伝えた。
またアルサディ弁護士は「アルチャイディとの面会が1ヶ月余りの間にたった二度しか許されなかった。(政府と司法当局は)彼がどこに収監されているのかさえ知らせないでいる」として面会要請拒否が拷問疑惑を一層高めていると話した。アルチャイディの兄、ウデイも15日「弟が一生監禁された状態で過ごすことになるかと思うと恐ろしい」として「弟が監獄で死ぬこともありうるだろう」と話した。
これに対してヌリ アルマリキ イラク総理の法律顧問であるパディル モハメド チャワドゥは「イラクは公正な国家で、この事件も公正に法の審判を受けることになる」として拷問疑惑を否認した。しかしアルサディ弁護士は「アルチャイディ事件はすでにイラク司法当局から行政府に渡された」として憂慮を表わした。
アルチャイディは先月14日バグダッドの記者会見場でブッシュ大統領に靴を投げて「イラク人らがあたえる贈り物だ。お前は犬だ」という悪口を浴びせ、現場で直ちに逮捕された。彼は最小で国賓冒とく罪、最悪の場合は殺人未遂罪が適用される可能性があり、最小でも懲役7年型以上を宣告されると発表された。
ファン・ボヨン記者