本文に移動

“両極化・腐敗 解消”中国 リモデリングに乗り出す

原文入力:2009-09-23午前06:49:38
革命で建国した中国
改革開放で急成長
貧富格差 解消 目配り
新たな発展モデル 模索

パク・ミンヒ記者,ユ・ガンムン記者

←中国,江西省徳興県小学生たちが22日、建国60周年記念式に披露する‘人間五星紅旗’を練習している。 徳興/チャイナデイリー提供,ロイター連合

来月1日建国60周年を迎える中国,北京,天安門広場は巨大な赤い神殿に変わった。毛沢東の大型肖像画が見下ろす広場の東側と西側には高さ14m,重さ26tの巨大な赤い柱56ヶが立ち並んだ。中国内56ヶ民族を象徴する‘民族団結柱’だ。広場の床には約8000㎡大の赤いカーペットが敷かれた。広場のあちこちには公安が配置され鉄壁警備を行っている。北京の随所には20万人を越える公安が配置され緊張感まで漂う。

赤く変わった天安門広場は来月1日中国が‘偉大な中華の復興’を世界に宣言する舞台だ。9日後にはここでは中国指導部と20万人の市民が集まり建国60周年記念式と最先端兵器が登場する大規模閲兵式が行われる。

中国建国60周年が新たに注目される所以は毛沢東が人民共和国を宣言して以来今日ほど中国が世界の中心に近寄ったことがなかったためだ。60年が過ぎた現在、中国は‘天地開闢’をした。米国と肩を並べる強大国となった。国際舞台から孤立した貧しい農業国家は世界経済の中心軸に変身した。‘G2’(米国と中国2大強大国),‘チャイメリカ’(米国と中国共助体制)という用語が出てくるほど強力な影響力を持った国に浮上した。劉江永清華大国際問題研究所教授は<新華社通信>に「(金融危機以後)去る1年間に中国は国際舞台での地位が明確に高まった。これは中国が金融危機の衝撃を比較的受けなかったためだ。中国の内需拡大は他の国々には市場の拡大を意味する」と話した。

革命で建設した国家を改革開放を通じ急成長させた中国は、今や別の実験に着手した。去る30年間持続した‘先富論’に基づく不均衡発展の後遺症である貧富格差と環境破壊,不正腐敗に対する危機感から新たな発展モデルを模索し始めたのだ。

今月初めに訪ねた中国南部の輸出産業基地である東莞。10万ヶを越える工場が集まっているが空は快晴で空気は環境汚染の跡が感じられなかった。この地域のある企業家は「広東省政府は単純加工業には新規許可を出さず、汚染誘発産業は完全に強制退出させている」と話した。中国政府が低賃金労働力に依存した輸出で成し遂げた‘世界の工場’水準を越え、先端産業中心に産業構造を改編する作業に出ているということだ。

‘改革開放1番地’広東省の深圳は貧富格差を解消するための新しい試みをしている。<深圳詳報>のリャンイン記者は「深圳は改革開放で蓄積された富を土台に2006年から農民工と家族たちに居住証を発給し農民工の子供たちが深圳にきて教育を受けられるようにし、今年から農民工医療保障制度を実施している」として深圳のこういう試みが成功を収めるならば他の地域の模範になるかもしれないと話した。デビッド・サムボー,ジョージ・ワシントン大中国政策研究所所長は<タイム>に「中国は去る60年間、国内外の難題を克服してきたし、外部世界は中国のこういう力と適応能力を過小評価してきた」として、中国の‘適応力’が持つ潜在力に注目した。

北京・深圳・東莞・井岡山・韶山/パク・ミンヒ特派員,ユ・ガンムン記者minggu@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/china/378211.html 訳J.S