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‘未亡人製造機’汚名 米軍輸送機また墜落事故

原文入力:2012/06/15 19:04(950字)

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フロリダで訓練中…日本沖縄配置計画に住民反発 強まる展望
開発段階から頻繁に事故を起こし‘未亡人製造機’という別名を得た米軍の主力新型輸送機オスプレー(写真)が再び墜落事故を起こした。 これに伴い、オスプレーを日本、沖縄の普天間基地に配置することにした駐日米軍の計画に対する住民の反発がさらに強まる展望だ。日本政府も配置に慎重な姿勢に変わった。

 米空軍は輸送機CV-22オスプレーが13日午後6時45分頃(現地時間)米国南部フロリダ州の空軍基地で訓練中に墜落し、搭乗していた乗務員5名が負傷したと14日明らかにした。 事故原因は明らかにしていない。

 オスプレーは主翼の両端のプロペラ部分の角度が変わる傾斜式回転翼を持っていて、ヘリコプターのように垂直離着陸した後に固定翼飛行機のように高速飛行ができる。 普通のヘリコプターの最高時速より70%ほど速い時速555km以上の速度を出せる。

 問題は安全性だ。 オスプレーは試作品が1991年と1992年に2度の墜落事故を起こし、初期生産機種も2000年に2度の事故を起こすなど今回の事故まで計7回の大型墜落事故を起こした。 最近では去る4月モロッコで墜落し2人が亡くなり2人が重傷を負った。

 米軍は普天間基地に今回事故がおきた機種と似ている米国海兵隊用機種MV-22オスプレーを配置する計画だ。 日本政府はこの機種をまず来月20日頃に山口県、岩国に入れ試験飛行を経て沖縄に配置することにした。 しかし今回の墜落事故で地域世論はさらに悪化するものと見られる。 沖縄の住民たちは17日オスプレー配置に抗議するデモを行う。 藤村修 官房長官は 「フロリダ事故について一日も早く事実関係を把握する」として「日本政府は詳細な事故内容が分からない限り新しい行動と取らない」と明らかにした。

東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/537973.html 訳J.S