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‘iPhone(アイフォン)無断位置情報収集’初の慰謝料支払い

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/487281.html

原文入力:2011/07/13 22:47(921字)
チェ・サンウォン記者、ク・ポングォン記者、ノ・ヒョンウン記者

アップル、裁判所の命令に従い請求人に100万ウォン(約8万円)送金

iPhoneの製造会社であるアップルが使用者の同意を得ずに位置情報を収集したために精神的被害を受けたと主張するiPhone使用者に慰謝料を支払えとの裁判所の決定が初めてなされた。
慶南(キョンナム)、昌原(チャンウォン)の‘法務法人 ミレロ(未来へ)’のキム・ヒョンソク(36)弁護士は13日‘アップルコリア有限会社’が口座振替を通じて99万8000ウォンの慰謝料を先月27日 送金したと明らかにした。

これに先立ち 去る4月27日キム弁護士はアップルコリアを相手に‘私生活侵害による慰謝料請求書’を昌原地裁に提出した。彼は請求書で「アップル社がiPhoneを通じて使用者の同意なしにこっそりと位置情報を収集したことは明白な不法であり私生活侵害に該当する」と主張した。アップルコリアはそれに対し何ら異議を提起せず支払い命令が確定した。アップルコリア側は異議申し出をしなかった理由について「別途、確認することはない」と明らかにした。

これに先立ち去る4月末にはiPhone使用者29人がアップルの位置情報収集により精神的被害にあったとしソウル中央地裁に米国アップル本社と韓国法人アップルコリアを相手に損害賠償請求訴訟を起こした。

法曹界ではソウル中央地裁の判決が下されて来たが、位置情報収集の違法性有無に対する判断がなされるものと見ている。キム弁護士の場合は、慰謝料申請のみを行い訴訟は起こさなかったためだ。

集団訴訟の経験が多いある弁護士は「アップル側からの異議申し出がなく慰謝料が認められたもので、正式訴訟結果を見守らなければならない」と話した。

昌原/チェ・サンウォン記者、ク・ボンクォン、ノ・ヒョンウン記者 csw@hani.co.kr

原文: 訳J.S