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G20 財務長官・中央銀行総裁会議 開幕…‘経常黒字 4%制限’最大争点に浮上

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/445259.html

原文入力:2010-10-22午後11:17:02(1401字)
米提案に激論…23日 合意文

チェ・ウソン記者

主要20ヶ国(G20)財務長官・中央銀行総裁会議が22日、慶北慶州で開かれ、いわゆる‘為替レート戦争’解法作りのための調整に入った。特に米国が経常収支黒字を一定規模に制限する‘経常収支目標制’を提案し、今回の会議の最大争点に浮上した。

財務長官と中央銀行総裁らはこの日、両者会談とセッション、晩餐行事等を通じ為替レート葛藤に対する折衝点を引き出すことに注力した。この日午後‘世界経済動向および展望’と‘持続可能な均衡成長のための協力体系’を主題に開かれた最初のセッションではグローバル不均衡(経常収支黒字国と赤字国の格差)問題と為替レート問題が集中的に討論された。

ここで米国は会員国らが経常収支黒字または、赤字規模を2015年までに国内総生産(GDP)対比4%以内に減らす方案を提案し、会員国の間に激論が広がったと知られた。ティモシー ガイトナー米国財務部長官はG20会員国に送った公式書簡で "大規模貿易黒字国家らは財政政策と構造改革、為替レートを活用し内需を浮揚し黒字幅を減らさなければならない" とし "G20国家らが自国通貨を切り下げする行為はもちろん低評価された通貨の切上げを防ぐ行為もしないと約束しなければならない" と主張した。

これに対し主に経常収支黒字国に該当する中国など新興国は反対の意志を表し、フランス・カナダなど先進国は賛成意思を明らかにした。先進国だが経常収支黒字国である野田佳彦日本財務長官はこの日のセッションの後、記者らと会い "厳格な数値目標はちょっとあれだが、各自の努力の進展状況を点検する時の参考値とすることはどうかと考えている」とし、条件によっては容認することもできるという態度を示した。やはり先進黒字国のドイツは 「計量的な目標設定は正しい接近ではない」として反対の見解を明らかにした。<ロイター>はG20関係者の話を引用し 「経常収支目標制が合意に至る可能性は半々程度」と伝えた。

これに先立ち 21日に開かれた財務次官・中央銀行副総裁会議は 「G20会員国は市場が決める為替レート システムに移動し、競争的な通貨切り下げの試みを自制する」という表現が含まれた合意文草案を用意した。G20首脳会議準備委員会関係者は 「草案は実務ラインで用意したもので、財務長官会議をたどり大きく変わることがある」とし「この程度の内容で合意すれば成功」と話した。財務長官と中央銀行総裁らは23日、国際通貨基金改革およびグローバル金融安全網、金融規制改革などに対するセッションを相次ぎ開催した後、午後5時頃に合意文を発表する予定だ。

一方、李明博大統領はこの日の会議に参加し、歓迎演説を通じ 「国家ごとに経済事情が違い、経常収支と為替レートを含む各種経済政策手段と執行時期に異見がありえる」とし「だが、互いにウィンウィンできる方案を必ず捜し出さなければならない」と強調した。 慶州/ファン・ボヨン記者 whynot@hani.co.kr

原文: 訳J.S