今年2月の世界の船舶受注シェアは、韓国が14%で中国に次ぎ2位を占めたことが分かった。
7日、英国の造船・海運市況分析機関「クラークソンリサーチ」の統計によると、先月の全世界の船舶受注量は207万CGT(標準貨物船換算トン数・船舶建造の難易度を考慮した換算トン数)で、前年同月に比べ62%減少した。
韓国の船舶受注量は29万CGTで14%のシェアを記録した。135万CGTを受注した中国(65%)に次ぐ2位のシェアだ。
ただし、船舶1隻当たりのCGTを基準にすると、韓国は4万1千CGTで、中国(3万6千CGT)を上回った。韓国がそれだけ難易度の高い高付加価値船舶を中国より多く受注したという意味だ。
中国の造船会社は低賃金、低い原材料価格などを競争力にして多量の船舶受注を続けている。これに対し韓国の造船会社は最近、中国との差別化が可能な高船価・高付加価値の船舶である液化天然ガス(LNG)運搬船、液化石油ガス(LPG)運搬船などエネルギー運搬船を中心に選別的な受注に集中している状況だ。