原文入力:2010-04-12午後08:59:07(727字)
イ・チャニョン記者
韓国経済が1980年代後半のバブル形成期日本経済を連想させるという分析が出てきた。
日本,野村証券は12日、韓国経済報告書を通じ韓国が日本の長期不況直前の経済の流れと似た様相を見せており、債権と貸出資産バブルが発生する恐れがあると診断した。この証券会社の香港法人クォン・ヨンソン首席エコノミストは「韓国は不動産価格安定に関心を維持しており、企業支配構造と銀行健全性が高まり日本式バブルを避けることはできるだろうが、低金利が相当期間続くだろうという信頼が形成されれば新たな形態のバブルが発生しかねない」と警告した。会社債に対する投機的需要が増え、中小企業と家計負債がより一層増加し金利引き上げに追いやられる状況になれば、一気に大幅調整が発生しうるということだ。
報告書は日本のバブル形成過程と類似した点として、外部衝撃以後の急速な景気回復,消費者物価安定,低金利を背景とした過剰流動性,主要国と政策共同歩調,為替レート切上げ抑制などを挙げた。当時、米国はドル貨幣価値の崩壊を憂慮し日本に金利引き下げを要求し、日本政府も急激な円強勢を防ごうと国際政策共同歩調の一環で低金利基調を維持したということだ。クォン エコノミストは「韓国銀行が低物価と政策共同歩調に過度に集中する場合、金利引き上げ時期をのがし景気振幅が大きくなりかねない」と話した。
イ・チャニョン記者 lcy100@hani.co.kr
原文: 訳J.S