今年上半期、世界のテレビ市場が縮小する中でサムスン電子が市場シェア1位を維持した。
23日、市場調査会社オムディアが発表した資料によれば、上半期のテレビ市場は475億ドルで前年同期(543億ドル)比12.5%縮小した。出荷量も9260万4千台で、前年同期(9910万9千台)より6.6%減った。ウクライナ事態やインフレに伴う需要減少などの影響とみられる。
メーカー別では、サムスン電子の上半期の市場シェアが31.5%(金額基準)で、昨年上半期に比べ0.5ポイント上がり1位を維持した。続いてLG電子(17.4%)、TCL(8.7%)、ハイセンス(8.2%)、ソニー(7.4%)の順だった。サムスン電子は、2006年にテレビ市場シェア1位に上がって以来、これまでずっと首位の座を守っている。サムスン電子は2500ドル以上のプレミアムテレビ市場でもシェア53.6%で、LG電子(21.5%)やソニー(17.2%)を大きく引き離した。サムスン電子は「主力で販売するQLED製品は、2017年から今年上半期までに3065万台売れた」とし「80型(インチ)以上の超大型テレビ市場でも48.6%のシェアを示した」と明らかにした。
テレビ市場の縮小にもかかわらず、OLED(有機EL)テレビ市場は上半期274万2400台(出荷量基準)で、昨年同期より0.6%増えた。LG電子はこの市場で62%のシェアを示した。LG電子は上半期にOLED・LCDテレビを合計1135万6600台出荷したが、OLEDテレビの比重が33.2%に達した。