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韓国、10月輸出555億ドル超え…9月に次ぐ歴代2位の規模

登録:2021-11-01 19:50 修正:2021-11-02 06:35
産業部、10月輸出入動向…1~10月累積輸出額5232億ドル
輸出企業の貨物を載せて釜山新港を離れる船舶=HMM提供//ハンギョレ新聞社

 韓国の輸出の好調が10月も続き、昨年同月より24.0%増えた。これで12カ月連続増加になった。

 産業通商資源部が1日に発表した「10月輸出入動向(暫定)」資料によれば、輸出額は555億5千万ドルと暫定集計された。昨年11月以降、12カ月連続で増加し、8カ月連続で2桁台の高い成長だ。8カ月連続で月間輸出額500億ドル台の記録であり、月間基準で9月(558億3千万ドル)に次ぐ歴代2位の規模だ。一日平均の輸出額は26億5千万ドルで、9月(26億6千万ドル)に次いで歴代2番目の実績を示した。

 1~10月の累積では5232億ドルに達した。昨年の年間輸出額(5125億ドル)を超え、最短期間で年間輸出5000億ドルを達成した。

 10月の輸入額は昨年同月より37.8%増えた538億6千万ドルと集計された。貿易収支は16億9千万ドルの黒字を記録した。18カ月連続黒字の流れだ。輸出額に輸入額を加えた今年の貿易規模は、10月中に1兆ドルを超え、これまた最短期間で1兆ドル達成記録を残した。貿易規模は世界8位で昨年より一段上がった。

 品目別には、半導体輸出が16カ月連続で増加し、6カ月連続で100億ドル突破の記録を継続し、1~10月の累計(1032億ドル)では1千億ドルを超えた。単一品目で初めて輸出1千億ドルを突破した2018年当時に比べ、メモリー半導体の固定価格が下がっている状況で立てられた記録だ。物量が増えたという意味だ。1~10月の累計半導体輸出物量を見ると、2018年には2万9074トン、2021年には3万1604トンと集計された。

 15大主力品目のうち半導体をはじめとする14大品目の輸出が増加した。自動車輸出が昨年同月より4.7%減り、唯一減少傾向を記録した。

 ムン・スンウク産業部長官は「輸出が素早く反騰し、新型コロナ以後の韓国経済の回復と成長を主導している」として「米国、ドイツ、日本などの主要国より急速な増加傾向を基に、今年の年間輸出額も貿易規模も共に史上最高値を更新すると見込まれる」と述べた。これまでの最大輸出実績記録は2018年の6049億ドル。

 産業部は「輸出の回復傾向が全般的な経済回復および成長に寄与している」として「新型コロナ危機過程全般の成長を示す2020~2021年平均成長率が、主要7カ国(G7)を上回る見込み」と明らかにした。国際通貨基金(IMF)の展望にともなう2年間の経済成長率を見ると、韓国は1.7%で、米国(1.3%)、カナダ(0.2%)、先進国グループ全体(0.4%)より高い。世界貿易機関(WTO)によれば、1~8月の累計輸出増加率で韓国は主要10カ国中で4番目に高かった。

キム・ヨンベ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1017409.html韓国語原文入力:2021-11-01 16:08
訳J.S

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