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サムスン電子社員のうち10年以上の「長寿役員」は“千人に一人”

登録:2018-12-24 09:55 修正:2018-12-24 14:15
国内の役員・社員10万2千人のうち124人 
全役員1047名中では12% 
最長寿役員はクォン・オヒョン会長で「29年目」 
役員昇進の時期、30代~40代はじめが60%
ソウル瑞草洞のサムスン電子社屋=ハンギョレ資料写真//ハンギョレ新聞社

 サムスン電子の社員全体のうち、役員に昇進する人は100人に1人であり、10年以上ポストを維持するいわゆる「長寿役員」は1000人に1人程度であることが調査で分かった。

 企業情報分析会社の韓国CXO研究所(所長オ・イルソン)は23日、サムスン電子の報告書をもとに分析した「2018年サムスン電子で10年以上在任した長寿役員」と題する報告書で、今年サムスン電子の国内の役員・社員数は10万1953人で、このうち役員は1047人で、約1%の水準と把握されたと発表した。役員の中でも今年で10年以上役員職を続けた人は124人で、社員1000人当たり1人の割合だった。

サムスン電子役員の現況//ハンギョレ新聞社

 役員の在職期間としては10年目が26人で最も多く、その次は15年目が20人だった。役員11年・12年・14年目はそれぞれ17人だった。20年以上役員職を維持してきた「超長寿役員」は6人だった。現職役員のうち最長寿役員はクォン・オヒョン会長だった。クォン会長は39歳だった1991年に半導体部門の取締役に抜擢され、今年まで28年間、役員のポストを維持している。サムスン電子の歴代役員のうち最長寿役員はユン・ジョンヨン前副会長で、29年間役員職を続けた。

 「長寿役員」124人の最初の役員への昇進時期は30代末~40代はじめが60.5%で最も多いことが分かった。年齢別では、44歳で初めて役員に登用された人が27人で最も多かった。30代で役員に抜擢された人は11人だった。最近、サムスン電子の定期役員人事に昇進したデバイスソリューション(DS)事業部門の代表取締役のキム・ギナム副会長と、ITモバイル(IM)部門の無線事業部開発室長のノ・テムン社長は30代で役員に昇進した。

 出身大学が把握された役員110人のうち、ソウル大学が26人で最も多かった。次いで漢陽大学(14人)、延世大学(12人)の順となった。韓国CXO研究所のオ・イルソン所長は「長寿役員の30%が電気・電子・通信関連学科を出た工学生」と話した。

クァク・ジョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/875470.html韓国語原文入力:2018-12-23 11:02
訳M.C

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