オープンAIの企業・機関向けAIサービス「ChatGPTエンタープライズ」の利用者は、1年で28倍に増加した。
オープンAIコリアは9日、ソウル市江南区の朝鮮パレスホテルで、韓国オフィスの公式設立1周年記者懇談会を開き、過去1年間の事業成果を共有した。
企業におけるChatGPTの導入が大きな成長を示す中、韓国国内のChatGPT全体の利用者数も増加した。先月25日現在、韓国国内の週間アクティブユーザー数は前年に比べて35%増加した。特に、単純なチャット形式の活用を超えて、人の代わりに業務を遂行するエージェンティック(秘書)の活用の割合も大きく増加した。オープンAIは、ChatGPTの「ワーク」と「コーデックス」の利用者が、昨年3月と比べて6カ月で14倍に増えたと発表した。コーデックスは、開発者のコード作成・修正・レビューを支援する、オープンAIのコーディングエージェントだ。またワークは、コーデックスのエージェント技術をChatGPTと組み合わせ、アプリやファイルを活用した調査・分析・文書作成などの業務を実施するサービスだ。
オープンAIは、ここ1年間で韓国企業のAIの活用範囲と深さが同時に拡大したと分析した。法務や営業・財務・マーケティング・運営など、企業全般の領域でAIを活用すると同時に、調査・分析・成果物の作成に至るまで、業務フローにおけるAIの役割が徐々に大きくなっていると説明した。オープンAIコリアのキム・ギョンフン総括代表は、「ChatGPTとコーデックスが、変化した業務環境において最も優れた性能を示し効率的に業務を完遂できるようサポートすることが確認されたことから、企業におけるChatGPTの導入が急速に広がっている」と述べた。
韓国企業とのサイバーセキュリティ分野での協業も拡大する。オープンAIは、サイバーセキュリティのため、韓国企業5社以上を「デイブレイク」パートナーに選定する予定だと明らかにした。デイブレイクは、オープンAIのフロンティアモデルを先取りして活用し、セキュリティの脆弱性の発見やセキュリティパッチの生成など、すべてのプロセスを高度化するプログラムだ。サムスンSDSは、前日に韓国企業の中で初めてデイブレイク・プログラムに参加すると明らかにした。
キム代表は「韓国の多くのパートナーと共に成長しながら、多くの企業や組織が最先端のAI技術をうまく活用できるよう支援する」と述べた。