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イスラエル、「終戦本交渉」直前にレバノン空爆…米・イラン代表団、スイス行き保留

登録:2026-06-20 01:56 修正:2026-06-20 08:10
イスラエルによる攻撃が続くレバノン南部ナバティエで18日、倒壊した建物の横を一人の男性が子どもたちを連れて歩いている/AFP・聯合ニュース

 米国とイランの終戦に向けた本交渉は、開始されてもいないうちからイスラエルによるレバノン攻撃できしみが生じている。

 米国のバンス副大統領が率いる米国代表団と、ガリバフ国会議長の率いるイラン代表団は、19日にスイスで終戦交渉を開始する予定だったが、前日にスイスへの出国を急きょ保留した。最終的な終戦協定の導出に向けた60日間の本交渉の開始を遅らせたのだ。

 ホワイトハウスは18日、終戦に向けた覚書(MOU)の後続技術交渉について、米国代表団の出発日程はまだ確定しておらず、バンス副大統領はその日の夜に交渉の場には向かわないと明らかにした。ホワイトハウスの報道官はこの日の声明で「副大統領が記者会見で述べたように、今後の技術交渉の計画はまだ最終確定していない」とし、「米国代表団は可能な限り最初の機会に出発する準備ができていた」と述べた。報道官は続けて「しかし、今回の交渉の実務調整は決して単純でも予測可能でもなかった」とし、「現時点では、副大統領は今夜は出発しない」と説明した。そして「今後のスケジュールに関しては、具体的にアップデートされ次第お知らせする」として、「できるだけ早く技術交渉を開始できることを期待する」と述べた。

 これより前、バンス副大統領はこの日のホワイトハウスでの記者会見で、今後の交渉について「我々の計画はスイスへ向かうこと」だとしつつも、「正確にいつになるかは分からない」と語った。そして「技術交渉は今週末ごろに始まると思う。それはまだ計画だが、変わる可能性はある」とし、「今週末だと予想しているが、確実ではない」と語った。

 バンス副大統領のスイス訪問延期は、イランがイスラエルのレバノン攻撃を問題視し、交渉代表団のスイス訪問日程を延期したことを受けたものとみられる。

 レバノンの親イラン武装組織ヒズボラと関係の深いレバノンの放送局「アル・マヤディーン」はこの日、情報筋の話を引用し、イスラエルによるレバノン南部への攻撃が続いているため、イラン代表団はスイス訪問を取りやめたと報じた。情報筋は、イラン代表団は60日間にわたって予定されているワシントンとの第1回交渉を開始するために出国を計画していたが、出国延期の決定が下されたと説明した。

 この情報筋は、イスラエルが国境から10キロもレバノン領内に侵入し、作戦と攻撃を続けているのは、終戦に向けた覚書の第1項に明らかに違反するものだと警告した。前日に締結された終戦MOUは、レバノンを含むすべての戦線で戦闘を中止するとしている。

 イスラエルは前日、レバノン南部占領に関する「拡大地域」地図を公開した。占領拡大を意図していることを示したものだ。イスラエルは米国とイランによる覚書への署名後も、レバノン南部ナバティエなどへの砲撃と空爆を続けている。イスラエルの大規模な空爆により、レバノンでは19日に少なくとも18人が死亡し、数十人が負傷している。レバノン国営通信社(NNA)が報じた。

 イランのタスニム通信はイラン代表団のスイス訪問について、「何も確定していない」と報じた。米国とイランを仲裁したパキスタンのシャリフ首相も、スイス訪問計画を延期したと報じられている。

ワシントン/キム・ウォンチョル特派員、チョン・ウィギル先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1264397.html韓国語原文入力:2026-06-19 16:57
訳D.K

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