本文に移動

韓国の体育団体、事務所に入れず…立ち入りを阻止したデモ隊が捜査対象に

登録:2026-06-17 06:16 修正:2026-06-17 08:23
統一地方選挙の投票用紙不足事態をきっかけに始まった、ソウル松坡区のオリンピック公園ハンドボール競技場一帯での「開票所封鎖デモ」が続く中、16日、警察と大韓体育会の職員らがハンドボール競技場に入ろうとしたがデモ隊に阻まれた=キム・ヘユン記者//ハンギョレ新聞社

 韓国の統一地方選挙における投票用紙不足事態をきっかけに始まった「開票所封鎖デモ」が12日目を迎える中、建物に事務所を構える体育団体の職員たちが事務所に入ろうとしたが、紆余曲折の末、デモ隊に阻まれた。警察は職員たちの出入りを妨げたデモ隊に対する捜査に着手した。

 10日以上にわたり事務所への出入りを阻まれている大韓体育会傘下の競技団体職員たちは、16日朝から再度ソウル・蚕室(チャムシル)ハンドボール競技場に入ろうとした。職員たちが建物に入ることを支援するため、警察などが配置されると、デモ隊は「どこの国の警察だ、名札を見せろ」「国民のために働け」と怒号を上げ、激昂した反応を示した。ソウル松坡(ソンパ)警察署が業務妨害の容疑で司法処置を予告する警告放送を3回行ったが、反発はさらに激しくなった。

 一触即発の対峙の中、大韓体育会傘下の競技団体職員らは同日午後、デモ隊や「国民の力」の議員らとの交渉の末、事務所への出入りについて劇的に合意したかのように見えた。職員たちは、生中継用の放送カメラ2台の配置▽団体ごとに2人ずつ順番に出入りすること▽建物から出てくる際の所持品検査など、デモ隊側が提示した条件をすべて受け入れた。ところが、デモ隊の一人が体で入り口を塞ぎ、激しく抵抗し始めたため、職員たちは結局建物に入ることができなかった。

 この日、保守野党「国民の力」のチャン・ドンヒョク代表をはじめ、同党のパク・ジュンテ、キム・ミエ、キム・ミンジョン、キム・ジャンギョム議員らが現場を訪れた。チャン代表は「ソウル警察庁長が『一家凋落』などとほのめかし、市民や若者を脅し、今日、強制鎮圧を試みた」とし、「国民の力は市民と共にこの場所を守る。無法な強制鎮圧の試みに対しては、市民と共に最後まで闘い、阻止する」と叫び、デモ隊から歓声があがった。ただ、チャン代表の発言とは異なり、この日の現場には物理的にデモを鎮圧したり解散させたりする警察機動隊はほとんど配置されていなかった。多くが対立状況を仲裁する対話警察(Dialogue Police)と、犯罪容疑についてのみ捜査が可能な刑事たちだった。

 警察は、職員の事務所への出入りを阻んだデモ隊に対し、業務妨害などの容疑で捜査に着手した。松坡警察署は「証拠資料をもとに直ちに捜査に着手し、厳正に司法処理する予定だ」と明らかにした。

 政府も、オリンピック公園でのデモは保障するものの、その過程で起こる違法行為には厳正に対応する方針だ。キム・ミンソク首相はこの日の国務会議で、「政府は違法行為に対しては一罰百戒として断固として対応する」と述べた。ユン・ホジュン行政安全部長官も国民向け談話を通じて、「国民の生命と安全を侵害するあらゆる行為に対しては、最後まで追跡し、厳重に責任を問う」と強調した。チョン・ソンホ法務部長官はソーシャルメディアへの投稿で「(デモ隊の一部による強要・暴行行為の)起訴および処罰に万全を期す」と述べた。

チョン・ボンビ、チョン・ヘミン、イム・チョルフィ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1263841.html韓国語原文入力:2026-06-16 21:11
訳H.J

関連記事