釜山市(プサンシ)と市民団体が、防弾少年団(BTS)の釜山公演による特需を狙った宿泊施設の法外な料金を抑制するため、市民が空室を無料で提供する運動まで展開し始めた。
2日、釜山市の説明によると、12~13日に釜山アジアード主競技場で開かれるBTSの釜山公演に向けて、2~3つ星ホテルが宿泊料金を1泊100万ウォン(10万5千円)以上請求するなど、法外な料金が横行した。これに対し釜山市は、BTSの公演がかえって市のイメージを損なう恐れさえあると判断し、4月から公共・宗教施設を国内外の人々に安価で貸したり、無料で提供するなど公共型宿泊施設を推進してきた。同日までに宗教・大学・公共施設など27カ所で、1869人が宿泊できる客室を提供する予定だという。韓国人と外国人が共に申し込める有料宿泊施設は14カ所(1551人収容)、外国人専用の無料宿泊施設は13カ所(318人収容)だ。
参加機関が相次いで予約受付を開始してから、1日までに1036人が予約した。これは釜山市が確保した公共型宿泊施設の最大収容可能人数の55.4%に当たる。この中で最も人気を集めているのは、外国人専用の無料客室。1日までに10カ所62室(222人収容)を無料で利用できる外国人を募集したところ、130人が申し込んだ。最も早く予約受付を開始した有料宿泊施設4カ所の166室(846人収容)は、1泊1万350ウォン〜10万ウォンの条件だったため、予約率は100%に近づいたという。
しかし、法外な料金は依然として至る所で確認されている。高級ホテルでもないのに1泊の料金が100万ウォン以上の宿泊施設はなくなったものの、一部の業者は依然として高額な値段を掲げている。世界各国の旅行客が頻繁に利用する有名な宿泊仲介プラットフォームに2日午前に掲載された宿泊料金を見ると、BTSの公演初日である金曜日の12日、アジアード主競技場に近い3つ星のHホテルの1泊料金は38万ウォン(約4万円)。公演の1週間前である5日の料金6万8千ウォンの5.5倍だ。公演会場からこのホテルと同じ距離のBホテルは、12日の料金が49万ウォン(約5万2千円)で、平日(8万ウォン台)の6倍だ。
これを受け、釜山市と釜山市民団体協議会は、市民参加型のシェア宿泊モデル「釜山市民ホームステイ」の推進にも乗り出した。釜山市民が12〜14日の2泊3日の間、外国人に空室を無料で提供するものだ。国内のシェア宿泊プラットフォーム「ウィーホーム(wehome)」にアクセスして申し込めばよい。釜山市に申込書を提出すれば、釜山市が登録手続きを代行する。
釜山市は、外国人が使用する布団、枕、スリッパ、タオルを詰め合わせて家主に送り、ウィホームはプレゼントを外国人に宅配便で送る。当日現れない「ノーショー」や、公演観覧が目的ではないのに無料宿泊することを防ぐため、外国人が予約する際に保証金5万ウォンをクレジットカードで決済するようにした。外国人が宿泊施設に来れば、釜山観光商品カード5万ウォン分を渡す。保証金相当額を釜山で消費してもらう仕組みだ。釜山市の関係者は「釜山で大型公演が開かれるたびに宿泊料が高騰するが、釜山市民ホームステイなどは『公正宿泊運動』だ。宿泊料の安定に役立つことを願っている」と述べた。釜山市庁の電話番号は(051)888-4751。