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「イラン、ホルムズ海峡のミサイル基地を90%回復」…米情報機関が証拠を確保

登録:2026-05-14 06:42 修正:2026-05-14 08:00
11日(現地時間)、イランのテヘランで、米軍艦がイランのミサイル攻撃を受けて破壊される様子を描いた反米宣伝の壁画/WANA・ロイター・聯合ニュース

 米国とイランが不安定な停戦を1カ月間続けている中、イランが戦争中に攻撃を受けた一部の主要ミサイル基地を90%程度回復させたと、米情報機関が評価を下した。イランが戦争を継続できる能力を回復・維持しているという分析も伴っており、短期間のうちにイランが米国に屈服する可能性は低くなっているものとみられる。

 ニューヨーク・タイムズ紙は12日(現地時間)、イラン軍がホルムズ海峡周辺に配備されたミサイル発射基地33カ所のうち30カ所(90%)へのアクセスを回復したとみられる証拠を米情報機関が確保したと報道した。イラン軍は移動式発射台を使い、ミサイル発射能力を相当程度回復したものとみられる。海峡周辺のミサイル基地は、イランの海峡支配力を維持する上で最も重要な軍事能力であり、米政府高官はこの事実を特に懸念していると同紙は報じた。

 米情報当局は、イランが全国に点在する地下ミサイル基地へのアクセスも90%回復したと分析した。また、イランが移動式ミサイル発射台とミサイルの備蓄量を、戦時対応の70%水準まで引き上げたとみている。これまでドナルド・トランプ米大統領とピート・ヘグセス米国防長官は「イランの軍事力は壊滅した」と述べてきており、米軍の戦果を実際よりも誇張してきたことが明らかになったという指摘もある。同日、米国防総省はイラン戦争に290億ドル(約4兆6000億円)が費やされたと発表したことを受け、「費用に比べ効果が低すぎる」との批判の声があがった。

 一方、米軍は戦争が再開された際、予想以上に苦戦する可能性があると予想されている。米軍はトマホーク巡航ミサイルやパトリオット防空ミサイルなど、中核となるミサイルをかなり消費したとされている。攻撃を受けたイランのミサイル発射基地が迅速に回復できたのも、米国が在庫の枯渇を懸念し、バンカーバスターミサイルの使用を控えたためだと、米政府関係者は説明した。米軍は作戦計画上、北朝鮮や中国などで有事に備えて使用する重要なミサイルの在庫を維持する必要がある。このため、バンカーバスターでミサイル基地の内部まで破壊せず、他のミサイルで核心施設の外部入口を封鎖する程度の攻撃にとどめたという。戦争勃発から2カ月間に米国が投入したミサイルの在庫量を回復するためには、数年かかるという見通しもある。

 ミサイルだけでなく、米国の海上封鎖に耐えうる能力など、イランが米国との戦争を継続できる力量が予想以上に強いという米情報機関の評価が相次いでいる。これに先立ち、米中央情報局(CIA)は今月初め、ホワイトハウスに提出した機密報告書で、イランが原油生産量の調整や陸路の迂回などにより、米国の海上封鎖を少なくとも3~4カ月、あるいはそれ以上耐え抜くことができると分析した。戦争再開や海上封鎖など、トランプ大統領がイランに対して使える「切り札」が効果的でなければ、イランに対する交渉力も弱まる。

 しかし、ホワイトハウスはこうした米情報機関の評価に関する質問に対し、「イランが軍事力を再建したと考える人は妄想に陥っているか、イラン革命防衛隊の報道官だ」として、これを認めない姿勢を示した。

 トランプ政権は対イラン戦争の再開を真剣に検討している。NBC放送はこの日、米国政府がイランとの休戦を破り戦争を再開した場合、作戦名を従来の「壮絶な怒り」から「スレッジハンマー(巨大なハンマー)」に変更する案を検討中だと報じた。米政府関係者は「我々は(戦争開始前日の)2月27日よりも有利な立場にある」とし、「より大きな火力と能力を備えている」と述べた。

キム・ジフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/1258499.html韓国語原文入力: 2026-05-13 18:52
訳H.J

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