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サムスン電子ファウンドリのシェアは過去最低7%台…2位も危うい

登録:2025-06-09 19:48
サムスン電子の旗/聯合ニュース

 サムスン電子のファウンドリ(半導体受託生産)事業の市場シェアが、史上最も低い7%台に落ちた。中国のSMICとの格差は2%未満に縮まった。

 9日、台湾市場調査会社トレンドフォースの集計によると、サムスン電子ファウンドリの売上基準シェアは今年第1四半期(1~3月)7.7%で2位を記録した。売上高が昨年第4四半期の32億6千万ドルから今年第1四半期は28億9300万ドルに10%以上減り、占有率も0.4%下落した。これはトレンドフォースがサムスンファウンドリの占有率を集計し始めた2021年以後の最低値だ。サムスン電子は、ファウンドリ事業部の業績を別途に公開せず、市場調査機関が売上とシェアを自主的に試算する。

2025年第1四半期 世界ファウンドリ・トップ10 資料:トレンドフォース//ハンギョレ新聞社

 サムスンを追撃する中国の存在感は高まっている。3位の中国SMICのシェアは、昨年第4四半期の5.5%から今年第1四半期は6.0%に上昇した。オフシーズンの第1四半期にも売上を小幅ながら伸ばすことに成功した結果だ。これによりサムスン電子とSMIC間のシェア格差は初めて2ポイント未満に狭まった。トレンドフォースは「(第1四半期に)サムスンファウンドリは中国消費者補助金の影響を制限的に受けた」とし、「一方、SMICは米国関税と中国補助金による在庫確保の動きの恩恵を受けた」と分析した。

 台湾TSMCの独走体制は深化している。1位のTSMCのシェアは同期間に67.1%から67.6%に上昇した。2023年第2四半期(56.4%)以降、上昇を続け、現在は70%台を狙っているわけだ。最近、TSMCは3~4ナノメートル(nm)以下の最先端半導体市場を事実上独占しているとの評価を受けている。

イ・ジェヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/1201848.html韓国語原文入力:2025-06-09 17:51
訳J.S