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李在明政権の「補正予算効果」に期待感…外資系投資銀行、成長率見通しを再上方修正

登録:2025-06-08 19:35 修正:2025-06-09 05:24
ゲッティイメージバンク//ハンギョレ新聞社

 外資系投資銀行(IB)が、新政権発足後の財政拡大などを反映し、韓国の経済成長率の見通しを上方修正している。

 8日、国際金融センターの資料によると、ゴールドマン・サックスは先月16日の報告書で、今年の韓国の経済成長率見通しを従来の0.7%から1.1%へと0.4ポイント引き上げた。ゴールドマンサックスは「米国の関税リスク緩和、米国と中国の成長見通し上方修正、韓国の財政浮揚の可能性などを反映した結果」だと説明した。従来の見通しに対し、中国経済の輸出回復で0.1ポイント、第1・2次補正予算編成で0.3ポイント成長率を引き上げると推算した。第1次補正予算(13兆8千億ウォン=約1.47兆円)に次ぐ第2次補正予算の規模は、国内総生産(GDP)の1%水準(約23兆~25兆ウォン=約2.45~2.66兆円)と予想した。

 また、バークレイズは先月30日の報告書で、今年の韓国の経済成長率見通しを0.9%から1.0%へと0.1ポイント引き上げた。来年の成長率見通しも1.4%から1.7%に上方修正した。バークレイズは「大統領選で当選者が誰になろうと拡張財政が共通の基調になるだろう」という点を根拠に挙げた。モルガン・スタンレーも先月22日の報告書で、今年の成長率見通しを1.0%から1.1%へ、来年は1.4%から1.5%へと小幅に引き上げた。

 先月、韓国銀行と国策研究機関の韓国開発研究院(KDI)は、今年と来年の成長率見通しをそれぞれ0.8%と1.8%へと大幅に下方修正した。韓国銀行の集計によると、先月30日基準のブルームバーグの調査の結果、国内外41機関の今年の成長率見通しの平均は0.985%だという。

キム・フェスン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1201648.html韓国語原文入力:2025-06-08 19:15
訳J.S

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