日本の岸田文雄首相が17日、尹錫悦大統領と電話会談を行い、韓米日の連携を深めていくことを確認した。
岸田首相は同日夜、東京の首相官邸で日本の記者団に「引き続き日韓、日米韓の連携を深化させ、パートナーとして韓日間で緊密に意思疎通を図ることで意見が一致した」と、電話会談の内容を説明した。岸田首相は今回の電話会談で、11日に米ワシントンで開かれた米日首脳会談について説明したと明らかにした。日本のメディアは、今回の電話会談が岸田首相の提案で実現したと報じた。
日本外務省も資料を発表し、「岸田首相が(11日の)日米首脳会談において、昨年8月のキャンプデービッドでの首脳会合の成果を踏まえて多くの分野で連携を緊密に進めていくことを改めて確認したことや、北朝鮮をめぐる情勢について、意見交換を行ったこと等を尹大統領に伝えた」と明らかにした。また「これに対し、尹大統領からは、情報共有に感謝するとの発言があり、両首脳は引き続き日韓・日米韓の連携を深化させていくことで一致した。両首脳は、本年も国際会議の場を含め、一年を通じて様々な機会を捉えて引き続き緊密に意思疎通していくこととした」と伝えた。
これに先立ち、毎日新聞は日本側が今回の電話会談を提案したとして、「10日の総選挙で(韓国の)与党が大敗した。ただ、首相は尹氏との個人的な信頼関係を基に日韓関係を引き続き改善したい意向」だとしたうえで、「電話協議は首脳間の良好な関係をアピールする狙いもありそうだ」と報道した。
日本では10日に行われた韓国の第22代国会議員選挙で野党第1党が圧勝したことと関連し、対日関係にどのような影響を与えるか神経を尖らせている。日本のマスコミは「韓日関係を重視する尹大統領の姿勢は変わらない」としながらも、「野党が対日政策を強く批判し、徴用工(強制動員被害)問題も(第三者弁済を放棄するよう)政権に圧力を高める可能性もある」と見通した。