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韓日労働者団体、「汚染水放出反対」を共に叫ぶ…韓国の民主労総代表団が訪日

登録:2023-07-31 01:00 修正:2023-08-15 11:10
民主労総の組合員たちが日本の福島原発汚染水の海洋放出を糾弾し、李舜臣将軍の銅像の上にのぼってスローガンを叫んでいる=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社

 韓国の全国民主労働組合総連盟(民主労総)の「日本の核汚染水海洋投棄阻止訪日代表団」(代表団)が30日午後、福島で開かれる「原水爆禁止世界大会」に参加する。代表団は前日から3日間の日程で日本に滞在し、日本の労働団体とともに日本の核汚染水の海洋投棄に反対する活動を行っている。

 代表団は31日、首相官邸前で抗議集会を行い、日本の全国労働組合総連合(全労連)、全国労働組合連絡協議会(全労協)の支部と懇談会を開く予定だ。核汚染水の海洋放出を防ぐための今後の共同対応策を話し合うためだ。代表団は民主労総のヤン・ギョンス委員長をはじめ、キム・ウンヒョン副委員長、ユン・ジャンヒョク金属労組委員長など9人で構成されている。

 これに先立ち、民主労総は6月、スイスのジュネーブで開かれた国際労働機関(ILO)総会で、全労連と核汚染水関連共同声明を採択した。両団体は共同声明で「放射性物質を含む水の太平洋への放出は、韓日両国で多くの労働者・国民が懸念や反対の声をあげており、絶対に認められない」とし、「韓日両国の労働者と労働組合が連帯して抗議の声をより一層高める」と主張した。

 民主労総の7月ゼネストの主要議題にも、日本の核汚染水の海洋投棄中止が含まれた。民主労総はゼネスト期間の8日、韓日労働者大会を開き、全労連など日本の労働3団体と共に核汚染水の海洋投棄を支持した国際原子力機関(IAEA)報告書を糾弾する闘争を行った。

キム・ヘジョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/1102241.html韓国語原文入力:2023-07-30 13:30
訳H.J

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