民主労総建設労組は1日、「建設労組江原建設支部3支隊のY支隊長が江陵(カンヌン)支院前で本日朝、焼身自殺を図った」と明らかにした。
建設労組によると、この日午前、Y支隊長は江陵の蘭谷洞(ナンゴクトン)に位置する春川(チュンチョン)地方裁判所江陵支院前で焼身自殺を図り、直後に江陵峨山病院へと移送された。Y支隊長は全身に火傷を負い、心停止状態となったが、心肺蘇生法などを施したことで蘇生し、ソウルの翰林大学漢江聖心病院に移送された。
民主労総建設労組は、Yさんは警察と検察から採用強要などの容疑で取り調べを受けてきており、この日午後3時に拘束前被疑者尋問を控えていたと明らかにした。
建設労組によれば、Y支隊長はこの日午前、焼身自殺を図る直前に建設労組の幹部が集うSNSに投稿している。同氏はこの投稿で「私が本日焼身することになったのは、罪もなく正当に労組活動をしていたのに、(検察が適用した容疑が)集会・デモ法違反ですらなく、業務妨害および恐喝だというからです」、「(検察がこのような容疑を適用したことについて)私の自尊心が許さない」と記している。
続けて同氏は「苦労して粘り強く闘争し、闘って勝ち取らなければならないのに、一人で楽な選択をしたのかもしれない」、「一緒にやれて嬉しく幸せでした。永遠に同志たちのそばにいます」と結んでいる。