「今年の鳥類写真家」賞受賞作「ライチョウの飛行(Rock Ptarmigan Flight)」=Erlend Haarberg//ハンギョレ新聞社
青空を飛ぶ鳥の姿は美しいが貴重なものだ。人間の手の届かない場所、神秘的で驚異的な鳥たちの姿が公開された。
今年で7回目を迎えた今年の鳥類写真家(Bird Photographer of the Year、BPOTY)賞が2022年の受賞作を発表した。同賞は、自然の生態系と鳥類に対する関心を高め、絶滅の危機に瀕している鳥たちを保護する慈善団体を支援するため、2015年から毎年開催されている。今大会は全世界から2万点あまりの作品が出品され、熾烈な競争が繰り広げられた。
今年の大賞受賞作はノルウェー出身の写真家アーランド・ホルベルグ(Erlend Haarberg)さんが撮影した「ライチョウの飛行」だ。ノルウェーの雪に覆われた峡谷から舞い上がるライチョウの自由な羽ばたきを捉えたこの作品は、「環境と鳥」部門でも金賞を受賞した。写真家には今年の鳥類写真家のタイトルとともに5000ポンドの賞金が授与される。大会は、今年8つのコンペティション部門の金賞と優秀賞、特別賞3部門、青少年鳥類写真家などに選ばれた60点あまりの作品をウェブサイトに公開した。各部門の受賞作を紹介する。
「今年の青少年鳥類写真家」には17歳の写真家レビ・フィッツェが撮影した「暴風との対峙(Facing the Storm)」が選ばれた=Levi Fitze//ハンギョレ新聞社
「ベストポートフォリオ」賞はイスラエルの写真家ガル・シャベリスの手に。主催者は、シャベリスの諸作品は接近の難しい鳥たちの独特な姿を近くでよく捉えている」と評した=Gal Sherbelis//ハンギョレ新聞社
「ベスト肖像画」金賞を受賞した「カッコつけ王(Strut Performer)」=Ly Dang//ハンギョレ新聞社
「ベスト肖像画」銅賞は南アフリカの写真家リチャード・フラックの「愛し合うカップル(The Doting Couple)」が受賞した=Richard Flack//ハンギョレ新聞社
「環境と鳥」部門の銀賞受賞作、アイルランドの写真家ポール・マッケンジーの「万華鏡(Kaleidoscope)」=Paul Mckenzie//ハンギョレ新聞社
「環境と鳥」部門の銅賞受賞作「鳥のように自由に(Free as a Bird)」=Mario Suarez Porras//ハンギョレ新聞社
「鳥たちの行動」部門の金賞受賞作は米国の写真家ピーター・イスメールの「繁殖期の決闘(Duelling on the Lek)」=Peter Ismert//ハンギョレ新聞社
「鳥たちの行動」部門の銀賞受賞作「ウミガラスの遊泳(Guillemot Swimmers)」=Henley Spiers//ハンギョレ新聞社
「鳥たちの飛行」部門の金賞受賞作「サイロの壁画(Silo Mural)=Raoul Slater//ハンギョレ新聞社
キム・ジスク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )