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「ブルダック炒め麺」の流通期限、韓国は6カ月、中国は1年…問題は?

登録:2022-04-12 05:11 修正:2022-04-12 08:09
三養食品が中国でブルダック炒め麺の流通期限の二重表記をめぐる議論に巻き込まれている。写真はブルダック炒め麺の海外販促イベントの様子=三養食品提供//ハンギョレ新聞社

 中国メディアやネットユーザーらが「ブルダック炒め麺」の韓国国内向け製品と中国輸出向け製品の流通期限(商品を消費者に販売できる期限)が異なるという問題を提起し、メーカーの三養食品が困惑している。流通期限を延ばすかたちで韓国と中国の消費者を差別したという指摘だが、三養食品側は「海外通関期間などを考慮し、現地食品法の基準に則って酸化防止を施した製品なので、全く問題にない」と説明している。

 問題の発端は今月10日、中国官営メディアの「観察者網」などが「中国輸出用ブルダック炒め麺の流通期限が二重表記された」と報じたことだった。「韓国で生産して中国に輸出するブルダック炒め麺の流通期限は1年で、韓国内需向け製品(6カ月)より2倍も長いことが確認された」という報道後、中国のソーシャルメディアの微博に「ブルダック炒め麺の流通期限の二重表記を暴く」という書き込みが掲載され、関連ハッシュタグの閲覧数が5億万回を超えるなど、波紋が広がっている。中国は三養食品の海外売上の35%を占めている。

 食品業界は「ブルダック炒め麺の流通期限は全く問題にならない」と強調する。輸出向け製品に酸化防止処理を施して流通期限を延ばすのは、国内食品メーカーだけでなく、すべての多国籍食品メーカーが用いる一般的な工程だという。特にラーメン類は油で揚げて包装処理をするため、簡単には変質せず、管理さえしっかりすれば流通期限が数カ月過ぎても味や安全に問題がないと、業界は説明する。三養食品は立場表明文で「国内のように速い流通が不可能な輸出製品は酸化防止剤成分を入れて処理する」とし、「韓国産業規格(KS)基準と中国の基準にも合致する」と明らかにした。

 三養食品が中国現地工場を運営する他の食品メーカーと違って、国内生産にこだわることも、議論の中心に立たされた理由の一つに挙げられる。三養食品は世界的なブルダック炒め麺の人気で、海外売上が全体売り上げの50%に達するほど急成長したが、現地工場設立の代わりに輸出分をすべて国内で製造する方式を貫いている。ラーメン類は原州(ウォンジュ)と益山(イクサン)工場で製造しており、密陽(ミリャン)に新しい工場を建設している。輸出品は複雑な通関手続きと流通過程のため、現地店舗に到着するまで2~3カ月の時間がかかり、流通期限を延ばすしかない。

 三養食品の関係者は本紙との電話インタビューで、「現地工場の設立も引き続き議論してきたが、生産過程や品質管理が韓国より難しく、国内生産を維持している」とし、「生産工程の大半が自動化して人件費の差もあまりなく、韓国で生産されるラーメン製品が現地生産品よりプレミアムが付き、さらに高い価格で販売される点も考慮した」と説明した。

 食品業界は、ブルダック炒め麺をめぐる論議が中国内の韓国食品全般に飛び火する恐れもあるとみて、警戒感を強めている。中国中央テレビ(CCTV)は11日、「中国浙江省寧波市の市場監督管理局は、ブルダック炒め麺問題に対する事実関係を調査するため、消費者権益保護局寧波支局に事案を伝えた」と報じた。中国当局が調査に乗り出した格好だ。匿名希望のある食品業界幹部は、「中国特有の韓国商品に対する言いがかりとみられる」とし、「韓国の食薬処食品安全管理規定は、日本や欧州、米国案を見本に厳しく作られており、国内基準を満たしているなら、輸出しても大きな問題はないはずだ」と語った。

オク・キウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/economy/consumer/1038418.html韓国語原文入力:2022-04-1202:49
訳H.J

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