文在寅(ムン・ジェイン)大統領が17日、韓国を国賓訪問したウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領と首脳会談を行い、レアメタル(希少金属)の開発や老朽化した発電所の現代化など、両国関係の協力案について協議した。
文大統領は同日、大統領府で行われた会談で、「兄弟のようなミルジヨエフ大統領とウズベキスタン代表団のソウル訪問を歓迎する」とし、「今年初の首脳会談をミルジヨエフ大統領とオンラインで行い、最後の首脳会談も(ミルジヨエフ大統領と)対面ですることになった。今年の首脳外交の始まりと終わりを大統領と共にしたことは非常に意義深いと思う」と述べた。
これに対し、ミルジヨエフ大統領は文大統領を「尊敬する文在寅大統領、ヒョンニム(兄さん)」と呼び、「韓国の友人たちと一緒にいるからか、故郷に来たようだ」と述べた。ミルジヨエフ大統領は2019年、文大統領のウズベキスタン国賓訪問の際も「私の大切な友人であり、兄さん」と呼び、格別に待遇したという。
ミルジヨエフ大統領は「韓国は重要な投資国であり技術協力国で、両国は人間中心の社会福祉国家を目指すという点で共通点がある」とし、国交樹立30周年である来年を「相互訪問の年」に指定する案と高麗人歴史博物館の建設を提案した。また2019年4月にオープンした「韓国-ウズベキスタンレアメタルセンター」を拠点に、レアメタルのサプライチェーンを多角化する一方、再生可能エネルギーの開発とエネルギー効率の改善などでの協力も拡大することにした。
文大統領は同日の会談で、ウズベキスタンが2023年世界観光機関総会を誘致したことを祝う一方、2030年釜山(プサン)国際博覧会の誘致への積極的な支持を要請したと、パク・キョンミ大統領府報道官が伝えた。