本文に移動

「一日最多」…東京五輪選手村で4人が追加で陽性判定

登録:2021-07-22 20:16 修正:2021-07-23 06:47
警察官が22日、東京五輪選手村の前を警護している=東京/ロイター・聯合ニュース

 東京五輪の開幕を翌日に控えて、五輪選手村で4人が追加で新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。選手村の開村以来、一日として最多の感染だ。

 東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会は22日「選手村に滞在する選手2人、大会関係者2人の計4人の陽性が判明した」と明らかにした。また「(4人を含めて)五輪関係者12人が追加で陽性判定を受けた」と公開した。これで選手村で発生した陽性者は計9人になった。組織委員会が集計・発表を始めた1日から今までの大会関連累積陽性者は87人に増えた。

 組織委員会は、個人情報の保護を理由に陽性者の国籍・年齢・性別などは公開しなかった。ただし選手2人はすべて海外から来ており、日本での滞留期間が14日を超えていないと伝えられた。選手村での感染者4人を除く8人は、委託業務の職員6人と大会関係者2人だ。

 五輪選手村は13日に開場した。開場3日目の16日には南アフリカ共和国のサッカーチーム関係者が初めて陽性判定を受け、17日には南アフリカ共和国のサッカーチーム選手2人が追加で陽性になった。20日にはチェコのビーチバレーの選手が陽性反応を示し、21日にもチェコのビーチバレー関係者が追加で陽性判定を受けた。これまでは陽性者が発生した後にそのチーム内で別の陽性者が追加で確認されている。

 閉鎖された場所である選手村で、相次いで陽性者が発生し不安が高まっている。大会が進行されるなかで集団感染が発生する可能性もある。これに関連し、米国の女子柔道代表チームは選手村の防疫を信じられないとして、別にホテルを取って大会を準備することにした。開催国日本の有力なメダル走者は、選手村の外のホテルなど宿泊し大会を準備中という事実が知らされ、公平性論議も起きている。

東京/イ・ジュンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1004676.html韓国語原文入力:2021-07-22 15:56
訳J.S

関連記事