国連軍司令部が多事多難だった昨年を振り返り、北朝鮮と激しく対立する状況でも「北朝鮮軍との通信線は年中無休で維持されていた」と明らかにした。
国連軍司令部は31日、公式フェイスブックで公開した「2020年レビュー」で、「北朝鮮軍と通信線を年中無休で維持した。『ピンクの直通電話』で計86件の通知文を送っており、迅速かつ効果的な情報交流ができるように毎日2回の通信点検を実施した」と書き込んだ。国連軍司令部はこの書き込みと共に、国連軍司令部通信線を通して北朝鮮に連絡を取っている兵士と、今も一部在韓米軍部隊で使用している押しボタン式のピンクの電話機の写真を公開した。
北朝鮮官営の「朝鮮中央通信」は昨年6月9日、北朝鮮へのビラ散布をめぐる激しい対立状況で「南朝鮮当局は自らの重大な責任をくだらない看板を掲げて仕方がないかのように回避し、クズどもの反共和国敵対行為(脱北者の対北朝鮮ビラ散布)を黙認し、北南関係を破局的な終着点に追い込んだ」としたうえで、「同日12時(正午)から北南共同連合通信事務所を通じて維持してきた北南当局間の通信連絡線や北南軍部間の東海・西海通信連絡線、北南通信テスト用の連絡線、朝鮮労働党中央委員会本部庁舎と大統領府の間の直通通信連絡線(いわゆる「ホットライン」)を完全に遮断・廃棄」すると宣言した。しかし、そんな状況でも国連軍司令部の通信線は1年中維持したということだ。
国連軍司令部はその他に、昨年1年間に遂行した主要業務として、朝鮮戦争による死亡者の遺骨発掘▽非武装地帯(DMZ)への出入許可▽北朝鮮と対峙している境界地帯の監視▽新型コロナウイルスの感染拡大に向けた努力▽韓国政府が遂行した非武装地帯実態調査への協調などを挙げた。