本文に移動

板門店で4・27宣言1周年記念行事

登録:2019-04-22 05:57 修正:2019-04-22 07:52
文在寅大統領(右)と北朝鮮の金正恩国務委員長が昨年4月27日、初の首脳会談に先立ち、手を取り合って板門店共同警備区域(DMZ)の軍事境界線を越えている=写真共同取材団//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が昨年4月27日の第1回首脳会談で発表した板門店宣言1周年記念行事は、南側単独で行われる見通しだ。板門店(パンムンジョム)で開かれる同行事には、市民や在韓外交使節団、政府・国会関係者など500人が招待された。

 統一部は21日、報道資料を発表し、「板門店宣言1周年を記念する『平和パフォーマンス』行事を、4月27日7時から開催する」と明らかにした。当初、4・27板門店宣言1周年記念行事は、南北共同で開かれるものと予想されていたが、まだ北側が参加するかどうかは決まっていない。統一部当局者は同日午後、記者団に「今回の行事について、北側に適切な時点に通知する計画だ」とし、「まだ(北側に通知)していない」と述べた。

 今回の行事は「遠い道」、「遠いけれど必ず行かなければならない道」をテーマに、韓国や米国、日本、中国のアーティストたちが、板門店宣言1周年を祝い、朝鮮半島の恒久的な平和の定着を祈願する行事として企画されたと統一部は説明した。統一部当局者は「行事のコンセプトを決めるのが難しかった。南北関係と朝鮮半島の状況を総合的に判断した」とし、「このテーマに決めた理由は、困難な道になることを知りながらも、意志を持ってその道を進んでいかなければならないという決意を、全世界の人々と分かち合うため」だと付け加えた。ハノイで開かれた第2回朝米首脳会談が物別れに終わってから、朝米対話が小康状態に陥ったうえ、南北関係にもこれといった進展が見られない状況が反映されたものと見られる。

 統一部は1年前、両首脳が初めて顔を合わせた軍事境界線と「徒歩橋散歩」で有名になった徒歩橋など、板門店内の5カ所に特別舞台を設置し、演奏と設置美術作品および映像の放映など、複合文化芸術公演を披露する予定だ。駐韓外交使節や市民、政府・国会関係者、国連軍司令部・軍事停戦委員会関係者など国内外から500人が出席する計画だ。行事は統一部やソウル市、京畿道が共同で企画した。

キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/890851.html韓国語原文入力:2019-04-21 20:14
訳H.J

関連記事