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ポスコ、電気自動車バッテリー素材“水酸化リチウム”生産開始

登録:2018-04-02 23:30 修正:2018-04-03 09:24
ポスコの光陽製鉄所PosLX工場の水酸化リチウム生産ライン=ポスコ提供//ハンギョレ新聞社

 ポスコがリチウム生産のために作った全羅南道光陽(クァンヤン)のPosLX工場に、国内初の水酸化リチウム生産ラインを竣工し、今月から生産を始める。

 2日、ポスコは独自開発したリチウム直接抽出技術を活用し、廃二次電池から回収したリン酸リチウムを転換濃縮作業を経て水酸化リチウムの生産を始めたと明らかにした。ポスコは「リチウム回収率が80%以上で経済性が高く、製造過程で固形廃棄物が生じないため環境にやさしい」とし「不純物の含有量もライバルメーカー製品の3分の1の水準」と説明した。水酸化リチウムは、炭酸リチウムと共にリチウム二次電池の必須素材だ。高性能電気自動車用のバッテリーに主に使用される。

 ポスコは、今後認証手順を踏んだ後にLG化学やサムスンSDIなど、国内外のバッテリーメーカーに水酸化リチウムを販売する計画だと明らかにした。水酸化リチウムは現在まで全量輸入に依存している。

 クォン・オジュン会長は「リチウムだけでなく韓国国内で供給できない素材についてポスコが責任を負うという使命意識から主要素材の国産化に努力する」と話した。

 光陽PosLX工場では、すでにノートブックや携帯電話用のバッテリーに素材として使われる炭酸リチウムを昨年2月から生産している。

 リチウムは、廃二次電池の他にもリチウム鉱石や塩湖から抽出できる。ポスコは、リチウム鉱石を利用した炭酸・水酸化リチウムの製造が可能な設備も年内に追加設置する計画であり、塩湖の確保も継続推進する。

チェ・ハヤン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/838745.html韓国語原文入力:2018-04-02 17:21
訳J.S

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