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韓国政府、民間人出入統制線越えて北朝鮮に渡ろうとした米国人に強制出国措置

登録:2017-11-16 04:45 修正:2017-11-16 07:30
今月13日、越北をするため京畿道漣川郡の民間人出入統制線に無断で進入して逮捕された米国人が15日、強制出国措置される=パク・ギョンマン記者//ハンギョレ新聞社

 京畿道漣川(ヨンチョン)の民間人出入統制線(民統線)を越えて北朝鮮に渡ろうとした50代の米国人が強制出国措置される。

 15日、京畿北部地方警察庁は国家保安法違反の疑いで逮捕し調査中の米国人K氏(58)を、同日中に釈放し、強制出国措置する予定だと発表した。

 警察調査でK氏は、自分が越北を試みることで北朝鮮と米国間の交渉に貢献できると判断してこのような行動を取っており、これを通じて注目を集められると思ったと供述した。しかし、自分の家族関係や職業など身元と関連した情報は、「プライバシー」を理由に供述を拒否した。

 K氏はインターネットで情報を集め、計画を立てており、民統線を超える行為が違法行為であることは知らなかったと、警察は明らかにした。ルイジアナ州出身のK氏は警察の取調べに応じ、米国領事の接見も受けた。健康状態などには何の異常もないという。

 K氏は13日午前9時55分頃、漣川郡嵋山面(ミサンミョン)の民間人統制線の北側地域に無断で進入し、住民の通報で逮捕された。彼は今月3日、越北をするために韓国に入国しており、ソウルや坡州(パジュ)、 文山(ムンサン)などで宿泊した。

パク・ギョンマン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/819104.html 韓国語原文入力:2017-11-15 13:41
訳H.J(776字)

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