北朝鮮の4回目の核実験に対する国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議が採択されるまでにかかる期間が、歴代の最長記録を塗り替えると見られる。 米国と中国の議論が長引いているためだ。 これまでの北朝鮮核実験に対する決議採択までに要した期間は、2006年の最初の核実験では5日(1718号)、2009年の2回目の核実験では18日(1874号)、2013年の3回目の核実験では23日(2094号)だった。
国連の事情に明るい消息筋は23日(現地時間)、「米国が対北朝鮮制裁決議案の草案を中国に伝達したが、まだ中国側は公式反応を示していないと承知している」として「米国と中国が国連現地で非公式的に意見を交換している状態」と明らかにした。 これに伴い、米国と中国が公式協議に入り、これを安保理の常任理事国15カ国が議論する手続きを考慮すれば、北朝鮮の4回目の核実験に対する安保理決議は最長期間である3回目の時の23日を超えると予想される。 北朝鮮の核実験は今月6日だったので29日には23日目を迎える。
エチオピアを訪問中だった米国のサマンサ・パワー駐国連大使も、米国と中国が合意に近づいたかという質問に「ノー」と明らかにしたとロイター通信が24日報道した。 北朝鮮に対する“超強硬”制裁を要求する米国と、“適切”な制裁を主張する中国の間に接点が形成されていないと見られる。