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朴大統領・与党支持率ともに上昇...野党は下落

登録:2015-05-01 23:53 修正:2015-05-02 05:28

 朴槿恵(パク・クネ)大統領の国政支持率が、先月末「ソンワンジョン・リスト」問題と関連した対国民メッセージの発表とセヌリ党の再補欠選挙圧勝などを経て、再び上昇に転じたことが分かった。

与野党に対する支持率の推移(単位:%)資料:韓国ギャラップ。上はセヌリ党、下は新政治民主連合。4月2週目「ソンワンジョン・リスト」公開。4月4週から5週にかけて、朴大統領、対国民メッセージ発表、再補欠選挙(29日) //ハンギョレ新聞社

 韓国ギャラップが先月28日から30日まで、全国の成人男女1005人を対象に行い1日発表した携帯電話世論調査(標本誤差95%の信頼水準で±3.1%)の結果によると、回答者の39%が「朴大統領が職務をうまく行っている」と答えた。 「職務をうまく行っていない」と回答した人は52%だった。先週の調査で「よくやっている」という回答が35%だったのに比べ4%上昇しており、ソン・ワンジョン前京南企業会長のメモ公開直前(4月第2週)の水準を回復した数値だ。しかし、年齢・職業別に見ると、50代は「よくやっている」という回答が前週に比べ10%ポイント(45%→55%)や上昇したが、30代では5%(22%→17%)、ホワイトカラー層でも3 %ポイント(20%→17%)下落するなど、朴大統領の対国民メッセージが支持層結集に効果を上げたが、国民統合には逆効果だったことが明らかになった。

 政党別支持率も、セヌリ党が、先週より2%上昇した40%を記録し、朴大統領の支持率とともに上昇したが、新政治民主連合は26%で、先週に比べ3%下がった。セヌリ党の支持率も50代と60代ではそれぞれ8%と6%上昇したが、30代と40代ではそれぞれ2%、3%下落し、年齢別の二極化現象が現れた。また、同連合の支持率は、他の地域では、前週と大きな違いはなかったが、光州(クァンジュ)・全羅地域で15%(51%→36%)も急落し、同連合に対する「湖南の民心」がこれまでとは明らかに違うことを見せてくれた。

 公務員年金の改革に関連した調査では、「多く出して少なく受け取る」形の改革に回答者の57%が賛成し、反対意見を示した回答者(25%)の倍以上多かった。地域別では公務員が密集している大田(テジョン)、世宗(セジョン)、忠清地域だけで、このような改革への支持が44%で最も低かった、残りの地域は54〜60%で、すべて50%を超えた。セヌリ党支持層は68%が賛成し、新政治連合の支持層でも賛成(49%)が反対(33%)を上回った。公務員年金改革案の処理時期も「一日も早く通過なければならない」という意見に、60%が賛成した。

ソク・チンファン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015-05-01 19:46

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/689448.html  訳H.J

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