「ユミンのお父さん、今あなたが背負っているその荷物を今度は私が背負います」
19日午前10時、ソウル光化門(クァンファムン)でセウォル号特別法の通過を求めて37日間ハンスト座り込み中のセウォル号遺族のキム・ヨンオ氏の隣に、文在寅(ムン・ジェイン)新政治民主連合議員が座った。 セウォル号特別法に対する与野党の対立が長期にわたって続いているなか、キム氏の健康が危険な状況になるや、文議員は自分が代わりにハンストを続けるとキム氏にハンストの中断を勧めた。
ムン議員はキム氏が断食を続ける意志を曲げないため、キム氏の隣で終日一緒に座り込んだ。 前日にはキム・ヒョン、チェ・ミンヒ、イ・インヨン議員など新政治民主連合議員約10人が光化門でキム氏と連帯ハンストをしようとしたが、遺族たちに「議員の方は国会で戦ってほしい」と言われて撤収した経緯がある。
進歩陣営の教育長たちも連帯ハンストに参加することにした。 全国市・道教育長協議会長であるチャン・フィグク光州市(クァンジュシ)教育長はこの日、市教育庁で記者懇談会を開いて「政府と政界には特別法を至急制定することを、キム氏には危険なハンストを止めることを促す意味で、24時間同調ハンストを行うことにした」と明らかにした。
チャン教育長は要請文を通じて「自分の命を捧げても父親としての恨みをはらしたいと思う親の心より切なる願いがどこにあるか。 責任ある教育者である教育長もまた同じ気持ち」だとし、「遺族たちと苦痛を分かち合い、貪欲がもたらした事故に対抗して、人間中心の社会を作るための教育の先頭に立つ」と明らかにした。 この日昼から始まったハンストにはチャン教育長をはじめチョ・ヒヨン(ソウル)、イ・ジェジョン(京畿)、キム・ソクチュン(釜山)、イ・チョンヨン(仁川)、ミン・ビョンヒ(江原)などの教育長が10人参加した。
イユ・チュヒョン記者 edigna@hani.co.kr