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[単独] 教学社版教科書で探求問題解いてみれば、生徒たち 「3・1運動は暴力的」

登録:2013-11-06 16:02 修正:2014-09-05 20:39

 ナム・ハンホ(50)慶北軍威高教師(歴史)は先月2日、大邱(テグ)市内のある一般系高校2学年生徒33人に教学社の韓国史教科書に出てくる探求活動の文章を読ませた後に教科書が提示した質問に対する答を書かせた。 各種の誤りと親日史観、独裁に対する肯定的叙述などで論難を起こした教学社版教科書が生徒たちの歴史意識にどのような影響を及ぼすかを調べる研究目的だった。 教育学博士であるナム教師は、慶北大歴史教育科で講師としても活動している。

 結果は予想どおりであった。 生徒たちは教学社版教科書全体ではなく、単に探求活動の文章を読んだだけなのに、日帝に抵抗した3・1運動は失敗だったと答えたり、日帝が朝鮮に近代的な時間観念を普及させたようだと言うなど‘植民地近代化論’に同意する返答もした。 3・15不正選挙で退陣した李承晩(イ・スンマン)元大統領に対して非常に肯定的な評価を下しもした。 教学社版教科書で習う場合、生徒たちの歴史認識に問題が生ずるだろうという教育界と学界の憂慮が実証的にあらわれたのだ。

 教学社版教科書は254ページの探求活動で、1919年中国北京の学生たちが起こした抗日運動である5・4運動とインドの反英運動を紹介する文章と共に "3・1運動が持つ限界点は何だっただろうか" と尋ねた。 ユン・某生徒は "運動に終わる" と答え、ソン・某生徒は "暴力性を帯びた運動" と答えた。

 日帝が我が民族に時間に正確に従うようにした内容を紹介して "日帝がこのように近代的な時間観念を普及させるために努めた理由は何だっただろうか" と質問(283ページ)したのに対しても、相当数の生徒は "資本主義国家では時間観念を重視したので" (ユ・某生徒)という風に植民支配の肯定的な面を強調した教科書内容をそのまま答えた。

 明成皇后を殺害した日本の立場で書かれた文を見せて "当時、日本は明成皇后を殺害するという過激な方法を選択せざるをえなかっただろうか" という質問(190ページ)をした結果も、生徒たちは "明成皇后は邪魔な人であったから手段と方法を選ばず殺害するほかはなかった"(ソン・某生徒)のような返答が多く出された。

 教学社版教科書は328ページの探求活動では、李承晩大統領の対国民談話文を資料として提示した。 "今でも38度線の北側で私たちが侵入するのを共産党が虎視耽々と待っているということを肝に銘じて、彼らにチャンスを与えないよう努力することを願うところだ" という内容だ。 教科書は続けて "下野を決めながら何が李承晩大統領の最も大きな心配事だったのか考えてみよう" と質問を投じた。 これに対して生徒たちは "国が共産主義体制に変わって行くこと"(ミン・某生徒)というような返事を多くした。

 ナム教師は5日<ハンギョレ>との通話で 「教学社版教科書の探求活動内容を読んだ生徒たちは、李承晩が長期執権のために不正選挙を試みたという歴史的事実の代わりに、国家の安危を心配する大統領のイメージを持つことになる可能性が高い」と説明した。 生徒たちと後続インタビューも行ったナム教師は「一度韓国史を習った2学年生徒たちなので、教科書の意図と異なる返答もあったが、予想より多くの生徒たちが教学社版教科書の問題点をそっくり反映した返答をした。 (以前に)習った内容と大きく異なるため、紛らわしさを訴えるケースも多かった」と話した。

 教育部は先月21日‘李承晩前大統領の悩み’を除き、残りの探求活動での質問を一部修正もしくは補完するよう教学社側に勧告した。 だが、教学社側がこの勧告に従うかはまだ分かっていない。

ウム・ソンウォン記者 esw@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/610047.html 韓国語原文入力:2013/11/06 15:29
訳J.S(1764字)

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