原文入力:2009-03-10午前12:25:40
ボン・ジュングン→チョン・ヒョンオク→リュ・ヒョンジン→イム・チャンヨン‘ 刃のような制球’
キム・テギュン決勝打…5人未熟な走塁プレー ‘落第’
イワン記者
←4番打者キム・テギュンが9日世界野球クラシック(WBC)アジア予選,日本とのA組1・2位決定戦の4回表1死1・2塁で左翼線上に抜ける決勝タイムリーヒットを叩き出した。 東京/聯合ニュース
東京ドームで二度の敗北はなかった。去る7日2-14,7回コールドゲームで崩れた時は、韓国野球が日本に再び勝つことができるのか疑問に感じるほどであった。だが韓国野球は強かった。キム・インシク監督が「0-1だろうがコールドゲームだろうが、今回の競技方式ではどんな点数差で負けても負けるのは同じだ」という言葉が新たに実感できる勝負だった。組1・2位を争う重要な一戦であると同時に、4万2879人の観衆が見守った両国の自尊心をかけた正面対決で韓国は投手戦と打撃戦で完ぺきな勝利をおさめた。
←ひと目で見る韓国-日本戦
■完ぺきな投手戦の勝利
3時間2分、息が詰まる投手戦の連続だった。被安打で韓国は六ヶで日本に遅れをとったものの、フォアボールでは0-7で韓国投手の制球力が一歩先んじた。去る7日、キム・グァンヒョンが崩れたのとは違い、今回は左腕選抜ボン・ジュングンが5・1/3イニング2被安打2三振無失点で名誉回復した。投手前ゴロや1塁ゴロの度ごとに見せた優れた守備力も逸品だった。ボン・ジュングンの投球数が69ヶになり、キム監督はチョン・ヒョンオク(1・2/3回・3三振)を投入し、剛速球で打線を制圧し、9番岩村から1番イチローまで連続左打者で始まる8回表からはリュ・ヒョンジン(1/3回・1三振)を起用した。その後イム・チャンヨンが1・2/3回を無安打,1三振で完ぺきに抑えチーム勝利を守った。韓国投手4人衆は四球なしの6三振を獲った。1次戦と違い内野陣も満員の観衆の前で失策なしで投手陣を助けた。
■韓国にはキム・テギュンがいる
日本の先発は昨年21勝4敗(平均自責点1.87)でパシフィックリーグ最優秀選手と沢村賞をさらった右腕岩隈(楽天)だった。3回まで9人の韓国打者を三振3個と内野ゴロで処理して苦しい競技が予想された。だが岩隈の危機は打順がひと回りした4回に訪れた。イ・ジョンウクのフォアボールとチョン・グンウのセンター前ヒットで作った1死1・2塁でキム・テギュンがレフト前クリーンヒットで決勝タイムリーを放った。今大会6打点目。キム・テギュンは7回3人目投手,馬原を相手に2塁打を放つなどなど韓国が奪ったヒット4本中2本を占めた。キム・テギュンは去る7日の日本戦でも松坂を相手に大型ホームランを放ち韓国の看板打者にそびえ立った。
■走塁プレーは落第点
韓国の‘足野球’は跡形もなかった。5人の走者が走塁プレー未熟で‘非業の死’を遂げた。走塁プレーさえうまくいっていれば、更に1,2点は得られたはずの試合だった。4回キム・テギュンのタイムリーヒットの時、1塁にいたチョン・クンウが無理な走塁プレーにより3塁でアウトなった他、キム・テギュンまでが2塁で相手捕手城島の牽制球に客死した。5回イ・ヨンギュの走塁死に続き、7回無死2・3塁ではイ・テホのショート前ゴロの時、3塁走者キム・ヒョンスが無理にホームを突いてアウトとなり、2塁走者キム・テギュンまでも3塁でアウトになり追加得点機会を逃してしまった。反面、韓国走者らの粗末さに食い込む日本の内外野の硬い守備組織力は抜群だった。
東京/イワン記者wani@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/sports/baseball/343196.html 訳J.S