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‘ヤクザ カン・ホドン?’総合編成 初日 扇情報道 俎上へ

登録:2011-12-03 11:26

原文入力:2011/12/02 22:43(2692字)
パク・ジョンチャン記者


チャンネルA 23年前の日本ヤクザの集い 出席 単独報道
民言連 "情況だけあり事実確認しない典型的扇情報道"
悪手にも関わらずニュース視聴率 総合編成中で最下位


←東亜日報が大株主である総合編成チャンネル チャンネルAが開局初日の1日メイン ニュース プログラムの‘ニュース830’で "カン・ホドン氏が23年前日本ヤクザと韓国組織暴力間の集いに参加した" と報道した。 ホームページ関連報道キャプチャー


 <東亜日報>が大株主である総合編成放送<チャンネルA>ガ1日夜のニュースで放送人カン・ホドン氏が23年前に日本ヤクザの集いに参加していた事実を単独報道し開局初日から総合編成ニュースの扇情性が俎上に上がった。
 <チャンネルA>はこの日夜のメイン ニュースである‘ニュース830’の初報道で「カン・ホドン氏が23年前に日本ヤクザと韓国組織暴力間の集いに参加した」として単独入手した映像を公開した。

 報道によれば、当時日本、大阪のある日本料理店で日本ヤクザの親分 金山耕三郎と釜山地域を基盤とした暴力組織七星派の親分イ・カンファン会長が義兄弟結縁式を開いた。公開した映像にはカン氏が短いスポーツ刈の頭に黒い洋服を着てかたい表情でチラチラとカメラを見つめる姿が含まれていた。 <チャンネルA>は「カン氏が余裕がありげにポケットに手を入れて歩く幹部級とは違い、こういう会合が初めてであるように緊張した姿だった」と報道した。


 続けてイ・カンファンと金山が義兄弟結縁式を結ぶ場面と芸者まで動員した盛大な披露宴場面を送出し 「舞台の直前にカン氏が序列が低いように依然として慣れなくて緊張した表情だった」と報道した。<チャンネルA>は報道の最後に「カン・ホドン側が相撲大会参加のために日本に行き、団長が食事しに行こうといってついて行っただけだと釈明した」と伝えた。しかし<チャンネルA>の報道を総合してみれば、カン氏が暴力組織の一員として日本ヤクザ行事に行ったように見える。


 こういう<チャンネルA>の報道と関連して事実確認がない扇情報道という批判が出ている。まずカン・ホドン側は関連事実を強く否認した。カン氏側は報道後、言論インタビューを通じて行事に参加したことは事実だが、ヤクザ行事だとは知らずに参加したと主張した。当時、日本で僑胞(海外在住韓国人)慰問天下壮士相撲大会に参加したカン・ホドンが韓国相撲協会イ・カンファン副会長とキム・ハゴン相撲団監督が食事の席に呼び行ったということだ。


 <オーマイニュース>報道によれば、カン氏側は「キム・ハゴンはカン・ホドンが高等学校を卒業し入団するプロ相撲団監督であり、カン・ホドンとは非常に親密な縁を持っていた」として 「飯を食べに行こうと呼ばれて何も考えずについて行った」と釈明した。 カン氏側は「相撲(シルム)界最高の期待の星であったカン・ホドンがどうしてヤクザに会いヤクザになるためにその場に行くなどと考えられるか」として「巧妙に編集し扇情的に報道した悪意のニュースのためにカン・ホドンが大きな傷を受けた」と話した。


 マスコミ監視市民団体は総合編成が開局初日から憂慮した扇情報道をしていると非難した。イ・ジヘ民主言論市民連合モニター部長は「カン・ホドン氏がなぜ参加したのか、本当に組織暴力団生活をしたのかに対する核心的な取材もせずに23年前にヤクザの集いに参加したということだけを単独報道だとして爆発させた」として「情況だけがあり事実確認をしていない典型的な扇情報道」と批判した。イ部長は「総合編成が放送の公共性を無視して視聴率競争のために扇情主義と一発主義式報道をするのではと憂慮したが、憂慮したことが初放送から現実になった」と付け加えた。


←東亜日報が大株主である総合編成 チャンネルAが開局初日の1日、メイン ニュース プログラムである‘ニュース830’で 「カン・ホドン氏が23年前に日本ヤクザと韓国組織暴力間の集いに参加した」と報道した。 ホームページ関連報道キャプチャー


 ツイッターにも関連の便りが知らされ扇情報道を批判する文が載ってきた。 文学評論家チン・ジュングォン氏はこの日、自身のツイッター(@unheim)に「総合編成の初特ダネ(?)がたかだか カン・ホドン ヤクザ関与説。証拠は23年前の高校生時期の映像。‘野談と実話’水準ですね」として「このような形で視聴率を引き上げる了見ならば、パク・クネ-ホ・ギョンヨン関与説で大当たりをとったらどうだ」と一喝した。

 一部ツイッター利用者は報道の扇情性と共にカン氏を狙った報道の意図に対しても疑惑を提起した。 脱税問題で放送活動を中断したカン氏が<チャンネルA>ではない別の総合編成に行くだろうといううわさがあるので報復性報道をしたということだ。‘eynote***'は「‘カン・ホドン ヤクザ’報道は総合編成に同調ないし賛助しない人に対する卑劣な報復」としながら「企業は悪性記事を避けるために広告費を出さなければならず、芸能人は弱点を隠すためにも総合編成に移らなければならなかったことを暗示している」と批判した。‘ykd***'は「カン・ホドンがJTBCラインだからと警告用でしたのだろう」と疑惑を提起した。


 これに対してカン氏側は「チャンネルAから出演提案を受けたり拒否したことはない」として「根拠のないうわさ」と反論したことが分かった。


 一方、論難にもかかわらず<チャンネルA>のこの日のニュースは総合編成チャンネル メイン ニュースの中で視聴率で最下位だった。2日、視聴率集計機関のAGBニールセン メディアリサーチの総合編成チャンネル ニュース視聴率集計を見れば、JTBCのメイン ニュース‘NEWS 10’は1.215%の視聴率で1位を占め、TV朝鮮の‘9時ニュース ナル’が0.848%で2位であった。反面、チャンネルAの看板ニュースである‘ニュース830’の視聴率は0.469%を記録した。視聴率でも‘ヤクザ カン・ホドン’報道が格別な興味をひかなかったわけだ。


パク・ジョンチャン記者 pjc@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/508259.html 訳J.S