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低所得層 エンゲル係数…7年ぶり最高値

登録:2011-11-21 07:41

原文入力:2011/11/20 20:08(844字)
リュ・イグン記者


‘食費を抜き出せば使える金がない…’


低所得層のエンゲル係数が所得停滞と物価上昇で7年ぶりに最高値を記録したことが分かった。

20日統計庁の‘所得5分位別世帯当り家計収支’によれば、去る3分期(7~9月) 1分位(下位20%)のエンゲル係数は22.8%で、2004年第3四半期(24.4%)以後の最高値を記録した。エンゲル係数とは消費支出に食料品と非酒類飲料支出とが占める比率を指す。所得水準が低いほど高まる傾向を示す。 これは暮らしが苦しくなっても食べるものを減らすには限界があるためだ。

低所得層のエンゲル係数が高まった主な理由は消費支出の増加幅より食料品費の増加幅がより大きかったためだ。 第3四半期の消費支出は昨年同期に比べて5.8%増加したが、食料品・非酒類飲料支出は7.0%増えた。


同じ期間に食料品・非酒類飲料の物価は4.6%上がり、消費者物価上昇率(4.2%)より高く現れた。食料品・非酒類飲料の物価が相対的に高くなり全世帯のエンゲル係数も15.0%で3年ぶりに最高値を記録した。反面、第3四半期5分位(上位20%)のエンゲル係数は12.2%で1分位の半分に過ぎず、昨年同期に比べても0.2%減った。


キム・ミソン エデュマネーチーム長は「エンゲル係数が上がった理由を物価上昇だけに求めてはいけない」として 「低所得層の所得が減ったり停滞する中で、消費支出を増やすことができないというより大きな背景を一緒に見なければならない」と話した。食料品価格が上がってもエンゲル係数が高くなりえるが、消費支出全体が減る場合にもエンゲル係数が高くなるためだ。


リュ・イグン記者 ryuyigeun@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/506287.html 訳J.S