原文入力:2011/11/08 20:49(1182字)
イ・ジウン記者
直接出馬の意も表わす
"ヨーロッパの進歩政党である社民党(ドイツ),社会党(フランス),労働党(英国)の歴史は100年余りに及ぶ。 彼らは瞬間の必要によってその時その時に離合集散をしたのではなく、進歩政党のアイデンティティを守ってきたためにそのような長い歴史の末に執権を成し遂げたのだ。" ‘パリのタクシー運転手’は自身が "上がりたくない舞台" に上がった理由をこのように説明した。進歩新党党代表選挙に単独出馬したホン・セファ(64・写真)候補は8日、ソウル、汝矣島(ヨイド)の進歩新党党舎で開かれた記者懇談会で「進歩のアイデンティティを守りながら前に進むことが本当に国民のためになる道」と語った。
ホン候補が代表選挙に出るという意向を明らかにした時、驚いた人々が少なくなかった。 批判的知識人として有名なだけに‘政治家ホン・セファ’という呼称が耳慣れないという方もいて、価値と路線を強調する彼が現実政治というイバラの道でどんな結果を出せるかを心配していたりもする。
彼が出馬決心をしたのはシム・サンジョン、ノ・フェチャン、チョ・スンス前代表らの離党が直接的な契機になったと見られる。ホン候補は「進歩政党は綱領に忠実で党員たちを尊重する時に信頼が打ち立てられるが、それが余地なくこわれた」として「前職代表団が現実を言い訳に自らの立場を覆すことは穏当でない」と批判した。彼らが離党した後、国民参加党との統合を推進することについて‘価値と路線を覆した’と見ているわけだ。彼は民主労働党や統合連帯との統合可能性を一蹴した。
ホン候補はそれと共に総選挙目標として5~6議席を提示した。進歩性と大衆性を備えた人士を迎え入れ、比例代表候補として前面に出し、地方区でも2~3議席を目標にするという。彼は「自分もすべての可能性を残しておき臨む」とし直接出馬の意も表わした。「柔軟な野党圏連帯戦術を放棄しはしない」という言葉も付け加えた。
総選挙では‘鮮明性’で勝負する態勢だ。ホン候補は労働者経営権の確保、徴兵制廃止、ソウル大廃止、国家試験地域割当制、無償医療、富裕層増税などを掲げると明らかにした。キム・ジョンチョル スポークスマンは「10年前に進歩政党が話した無償給食が現実になったし、5年前に話した無償教育は半額授業料を経てまもなく現実になるだろうし、今話したことが未来には実現するという信頼でホン・セファ船長を今後迎えて進歩新党の帆を上げる」と話した。 イ・ジウン記者 jieuny@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/504570.html 訳J.S