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家計 貸出金利、受信金利より2倍も騰がった

登録:2011-11-07 07:09

原文入力:2011/11/06 20:41(1082字)
キム・ヨンベ記者


受信金利 0.25%p上がる間に貸出金利0.51%pも上がる
"家計貸出抑制政策のため"


今年に入って銀行業界の家計貸出金利が受信金利より二倍を超えて上がっていたことが分かった。
6日、韓国銀行統計資料によれば、預金積立金金融債など銀行らの資金調達金利を反映する総受信金利平均は昨年末の年2.85%から今年9月末現在 3.1%へ0.25%上がった。同じ期間に家計貸出金利は年5.35%から5.86%に0.51%上がり、受信金利上昇幅の2倍を上回った。企業貸出金利の上昇幅は0.27%で受信金利の上昇幅と類似していた。

家計貸出の内、住宅担保貸出金利は昨年末の年4.71%から5.23%に0.52%上がった。家計の信用貸出金利は年6.65%から7.36%に何と0.71%に達し受信金利上げ幅の約3倍に達した。


銀行業界全体の家計貸出が449兆ウォンに至った事情を勘案する時、債務者は今年に入り2兆3000億ウォンの追加的な利子負担を背負ったわけだ。貸出金利上昇幅が半分に留まり受信金利と同じだったとすれば利子負担を1兆ウォン以上減らすことが出来たという意だ。


国庫債、会社債、金融債など他の市場金利は今年に入り一斉に足踏みしているにも関わらず、唯一家計貸出金利のみが高く上がったことに対して、銀行は金融当局の家計貸出抑制策のためだと釈明している。ある市中銀行関係者は「信用貸出を中心に家計貸出を最大限抑制しなければならないよう金融当局が誘導しているために支店長専決事項になっていた優待金利をなくしたり減らしたりする過程で実質金利が上がっている」と説明した。


貸出金利決定構造の欠陥のために家計貸出金利を相対的にさらに引き上げているという指摘も出ている。銀行業界の家計貸出の60%ほどが譲渡性預金証書(CD)金利に連動されて動くが、CD金利が今年に入って0.78%も上がった。反面、銀行の貸出額中CDで調達した金額は9月末現在34兆ウォンで、総受信1086兆ウォンの3.1%に過ぎない。そのために昨年、市場金利を反映するコフィクス連動住宅担保貸出を出したように、家計貸出の3分の1を占める140兆ウォン規模の信用貸出金利体系も市場金利を反映できるように変えなければならないという指摘が出ている。 キム・ヨンベ記者


原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/finance/504223.html 訳J.S