原文入力:2011/10/27 20:51(850字)
チョン・ナムグ記者
人質となった被害者に手紙送る
←1970年4月3日よど号拉致事件犯人が平壌へ向かう前にソウル、金浦(キンポ)空港で乗客たちを解放している姿. <ハンギョレ>資料写真
1970年、日本国内では航空機よど号を拉致し北韓に亡命した日本人拉致犯が41年ぶりに当時の人質の中の1人に謝罪の手紙を送ったと<朝日新聞>が27日報道した。よど号拉致犯が被害者に謝罪の意を伝えたことは今回が初めてだ。
報道を見れば、小西隆裕(67)等、現在北韓に生存している拉致犯4人は当時よど号に搭乗し人質となった日野原重明(100)聖路加国際病院理事長に謝罪の手紙を送った。 この手紙は去る9月、北韓を訪問した小西の母親を通じて去る25日に伝えられたもので、拉致事件で精神的苦痛を与えたことに対し謝罪し、日野原理事長が100才を迎えたことを祝う内容を含んでいると<朝日新聞>は伝えた。
小西など日本の極左行動主義組織赤軍派の組織員9人は1970年3月31日、犯人の他に乗客122人と乗務員7人を乗せ羽田空港を離陸して福岡に向かったよど号を拉致した。彼らは給油のために立ち寄った福岡空港で乗客23人を下ろし、金浦空港で山村 新治郎 運輸省政務次官を人質として捕え残りの乗客99人を下ろした後に北韓へ向かった。当時、金浦空港で解放された日野原は去る4日に満100才をむかえた。
日本政府はこれら拉致犯を国際手配している。拉致犯9人の内3人は死亡し、2人は日本とタイで各々逮捕された後に日本ですでに裁判を受けた。現在北韓には4人が生存しているが、日本政府は彼らと結婚した日本女性2人を含め計6人の送還を北韓に要求してきた。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/502862.html 訳J.S