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ソウル民心‘ハンナラ審判’… "市民が権力に勝った"

登録:2011-10-27 09:10

原文入力:2011/10/27 02:06(1752字)
イ・テヒ記者、リュ・ウジョン記者


ソウル市長選 最終投票率 48.6%
パク・ウォンスン市長当選…ナ・ギョンウォンに7%p差圧勝
ハンナラ惨敗…地方自治体長 7ヶ所は勝つ


←パク・ウォンスン ソウル市長当選者(中)が26日夕、ソウル、鍾路区(チョンノグ)、安国洞(アングクトン)の選挙キャンプでソン・ハクキュ民主党代表(左側)とユ・シミン国民参加党代表とともに花束を掲げ勝利を祝っている。 キム・ポンギュ記者 bong9@hani.co.kr


26日に行われた10・26ソウル市長補欠選挙でパク・ウォンスン野党圏単一候補がナ・ギョンウォン ハンナラ党候補を大差で圧倒し当選した。 27日夜12時50分現在、パク候補は53.3%を得票し、46.3%を得たナ・ギョンウォン候補を7%差で上回った。ナ候補は「市民の意志として謙虚に受け入れる」とし敗北を認めた。

パク候補は当選が確定した後「市民が権力に勝ち、投票が古い時代に勝った」として「普遍的福祉は人間中心のソウルを作る新しいエンジンになるだろう」と話した。


両候補間の7%の票差は去る3回の大統領選挙結果と比較する時、ソウル地域でハンナラ党の惨敗と記録されるに値する。1997年大統領選挙の時、ソウルで金大中候補とイ・フェチャン候補の票差は3.9%であり、2002年大統領選挙では盧武鉉候補とイ・フェチャン候補が6.3%差を示した。2007年大統領選挙で李明博候補とチョン・ドンヨン候補の票差は28.7%であった。 今回の選挙を通じてソウルの民心がハンナラ党に背を向けたという点が確認されたわけだ。


この日 夜、開票の結果ナ候補は江南(カンナム)・瑞草(ソチョ)・松坡(ソンパ)など江南(カンナム)3区と龍山区(ヨンサング)だけでパク候補を上まわった。 ナ候補は自身の国会議員選挙時の選挙区である中区(チュング)でも47.7%の得票率に終わりパク候補に敗れた。反面、パク・ウォンスン候補は冠岳区(クァナクク)で63.8%、衿川区(クムチョング)で58.4%、麻浦区(マポグ)と城北区(ソンブクク)で各々57.4%と57.3%を得るなど残りすべての地域でナ候補を上まわった。


投票直後に発表された放送3社出口調査の世代別得票率分析ではパク・ウォンスン候補が20~40代から票の集中を受けたと分析された。 パク候補は20代で69.3%、30代では75.8%、40代では66.8%の圧倒的な支持を得た。 ナ・ギョンウォン候補は50代と60代で各々56.5%と69.2%の支持を受けた。


ハンナラ党はソウル市長補欠選挙惨敗により党内首都圏議員などを中心に党刷新要求が提起されるなど内紛に陥る可能性が高まった。 ナ・ギョンウォン候補を支援した朴槿恵前代表も少なからぬ打撃を受けるものと見られる。 反面、選挙二日前パク・ウォンスン候補キャンプを訪問し支持意志を再確認したアン・チョルス ソウル大融合科学技術大学院長は、大統領候補としての地位を固める可能性が高い。また、パク候補の勝利は民主党と民主労働党、国民参与党などの進歩的野党と‘革新と統合’を中心にした市民社会勢力が総結集して成し遂げた結果という点で全野党陣営統合を促進する契機として作用する展望だ。


この日ソウル市長補欠選挙の投票率は48.6%を記録した。 全国11地方自治団体長再補欠選挙を含めた平均投票率は45.9%であった。ハンナラ党はソウル、陽川(ヤンチョン)区庁長、釜山東区(トング)庁長、大邱(テグ)西区庁長、忠北(チュンブク)、忠州市(チュンジュシ)長、忠南(チュンナム)、瑞山市(ソサンシ)長、江原道(カンウォンド)、麟蹄郡(インジェグン)守など8ヶ所の基礎自治団体長選挙で勝利した。 民主党は全北(チョンブク)、南原(ナムォン)と淳昌(スンチャン)郡長選挙で無所属候補と競い勝利をおさめた。


イ・テヒ記者 hermes@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/502658.html 訳J.S