原文入力:2011/10/06 08:15(957字)
キム・ヤンジュン記者
1～3位でソウル全体の25%占める
"財産多いのに故意滞納が多い"
ソウルで所得や財産が多いのに健康保険料を払わず国民健康保険公団から差し押さえにあった件数が最も多いところは富者町内に挙げられる‘江南(カンナム)3区’(江南・瑞草(ソチョ)・松坡区(ソンパグ))であることがわかった。
国会保健福祉委員会所属ヤン・スンジョ民主党議員は健康保険公団から‘2009年～2011年7月ソウル市25自治区別健康保険料滞納にともなう差し押さえ現況’資料を受け取り分析した結果、江南区が2万468件でソウル全体の11.5%を占め最も多いと集計されたと5日明らかにした。次いで瑞草区が1万4516件(全体の8.1%)で2位、松坡区が9394件(5.3%)で3位を記録した。 江南(カンナム)3区がソウル全体の差し押さえ件数の4分の1を占めたわけだ。
反面、鍾路区(チョンノグ)の場合、差し押さえ件数が2902件でソウル全体の1.6%、中区(チュング)は3965件で2.2%、道峰区(トボング)は3968件で2.2%を記録し、差し押さえ件数が最も少ないところに分類された。
差し押さえ件数の中で地域健康保険加入者だけを別にして分析しても江南区が1万231件(ソウル全体の8.1%)で1位であり、松坡区が7044件(5.6%)で2位、瑞草区は6008件(4.7%)で6位を記録した。
健康保険公団関係者は「特に地域加入者の場合、各支社の平均保険料以上を出さなければならない世帯を対象に財産差し押さえをかけている」として「江南3区で不動産、預金、自動車など財産が多いのに健康保険料を故意で払わない比率が高いと言える」と話した。
ヤン議員は「所得や財産が多く‘noblesse oblige(指導層が持つ道徳的義務)’を実践しなければならない江南3区がむしろモラルハザードを見せている」と指摘した。
キム・ヤンジュン医療専門記者 himtrain＠hani.co.kr
原文: 訳J.S