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広がる経済民主化デモ‘1% 資本の壁’越え世界に

登録:2011-10-04 08:09
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/499094.html

原文入力:2011/10/03 21:49(1127字)
イ・ヒョンソプ記者


米 100ヶ所余りで自生…日本・ヨーロッパなど‘資本先進国’へ拡散


2011年初め‘アラブの春’は永く独裁に苦しめられてきたアラブ国家に民主主義に対する熱望を呼び覚ました。 ところがその風が二つの季節を巡って再びまき起こったところは逆説的にも民主主義の‘モデル’と呼ばれた米国だった。そしてその風は米国を越え日本、オーストラリア、カナダ、ヨーロッパなど‘模範的な’民主国家に広がる兆しを見せている。

占領デモの情報を集めて掲示する‘オキュパイ トゥギャザー’(occupytogether.org)のホームページには各地域で自生的に組織されているデモに関する情報が次から次へと集まっている。3日(現地時間)現在、米国だけですでに100ヶ所を越える都市でデモが準備されている。


米国の国境を越えアジアでは日本で初めて‘東京を占領せよ’というフェイスブックが開かれ活発に文が上がってきている。オーストラリアでは5ヶ所、カナダでは8ヶ所、ヨーロッパでは13ヶ所、メキシコで1ヶ所のフェイスブックが開かれるなど、拡散速度がより一層速まっている。特に15日にはカナダ、トロントの証券街であるペイガで‘トロント株式市場を占領せよ’という団体が街頭デモを行うことにした。この団体のフェイスブックには830人が参加意思を明らかにした。スロベニア程度を除いては占領デモが予定されたところは全て資本主義が相当に発達した先進国という点が目につく。


デモ隊の構成と目的は‘金融圏の貪欲に対する批判’だけでは説明するのが難しいほど依然として紛らわしい。彼らの言葉どおり、権力と金を持った1%を除く‘99%’の声が混在しているためだ。 ウォール街占領デモを‘アラブの春’に例え‘米国の秋’と命名したプリンストン大のコーネル ウェスト教授は「このデモの要求事項を1,2個で規定することは不可能だ」として「"私たちは今、民主主義が、また、政治的自覚が(再び)目覚める様子を見ている」と<クリスチャン サイエンス モニター>に語った。


ニューヨーク、クイーンズ地域でデモに合流したマイク エスポスンもフェイスブックに「おい、私は私の要求事項を一つだけにまとめて話すことはできない。なぜなら私はすべてのシステムが改革されることを願っているためだ」と書いた。


イ・ヒョンソプ記者 sublee@hani.co.kr


原文: 訳J.S