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パク・ウォンスン ファンド‘突風’…三日で目標額38億ウォン

登録:2011-09-29 10:51

原文入力:2011/09/28 22:25(1718字)
‘政治家ファンド’お金のない政治家に希望
ソク・チヌァン記者


市民にお金を借りて使い 費用補填を受けて返す形式
地方選挙時 ユ・シミンが初めて導入…選管委も合法認定
選挙資金解決・支持層結集・広報効果‘一石三鳥’


←パク・ウォンスン ファンド 約定額推移(※イメージをクリックすれば大きく見ることができます)


パク・ウォンスン ソウル市長予備候補が28日、わずか三日間で目標にした38億8500万ウォンの選挙資金を集めた。パク候補がファンド方式を通じて一気に選挙資金募金に成功したことによって公開的に市民に金を借り使ってから選挙費用の補填を受けて返す いわゆる‘政治家ファンド’が定着したという評価が出ている。特に莫大な選挙資金が必要だが政治資金法の規定により候補登録前は後援会を設けることはできない政治新人たちにとって突破口となりえ、来年の総選挙時は多様な‘政治家ファンド’が登場するものと展望される。

パク候補の‘希望キャンプ’は「去る26日昼12時から始まったパク・ウォンスン ファンド募金がこの日午後4時に法定選挙費用である目標額に到達し来る30日まで予定されていた募金を二日以上操り上げて締め切った」と明らかにした。最終入金額は38億8500万ウォンであり、送金に参加した市民は計5778人だった。1人当り平均67万ウォンずつを出したわけだ。目標額を集めるまでに要した時間は計52時間だった。ファンドに参加するという意思を明らかにした人は計7211人、約定総額は45億2300万ウォンだったが、この日午後4時前までに送金できなかった1433人(6億3800万ウォン)はファンドに加入できなかった。この日午後3時基準で最小額の10万ウォンを入金した人は計2868人で、加入者の半分以上が10万ウォンの小額を投資したことが分かった。


昨年の6・2地方選挙の時、ユ・シミン当時京畿知事候補が初めて導入した政治家ファンドは候補者個人が金を借りて使った後に選挙が終わってから適切な利子を添えて返す私人間の金銭取引方式だ。種々の制限がある政治後援支援金とは異なり教師や公務員でも自由に参加できる。選挙管理委員会も「借りて使ったお金に対する利子が法廷利率と比較して顕著に低くなければ政治資金法違反とは見られない」と確認した経緯がある。パク候補は9月中旬基準で3ヶ月譲渡性預金証書(CD)金利である年3.58%の利子を付けて来る12月25日以前に返す計画だ。


パク候補側は今回のファンド募金が選挙資金の解決はもちろん、ファンドを通じて忠誠度の高い支持者を集め、広報効果も的確におさめるなど一石三鳥の効果を得たと評価している。パク候補の公式ホームページ‘ウォンスン ドット コム’のファンド掲示板には、ソウル市民だけでなく全国からパク候補を支持し "掛け金を送った" 、"インド旅行に行くお金を送った" 等、各種のいきさつが1500個近くも上がってきている。米国やドイツなど外国からお金を送った人々もいた。一時、パク候補キャンプ内部では最小金額を1000ウォンとか1万ウォンにして、市民の参加を増やす方案も論議されたが、金を借りて利子を払うという概念に忠実にするために最小約定金額を10万ウォンに定めた。


昨年の地方選挙の時、ユ・シミン ファンドは最小金額を30万ウォンとし法定選挙費用の40億7300万ウォンを集めたが、当時 億台の金を投資した‘スーパー個人投資家’がいたが、今回のパク・ウォンスン ファンドにも5000万ウォンを出した投資家がいると伝えられた。パク候補側は募金したお金を短期間預けておくにも高い利率が適用される手形管理口座(CMA)に入金し、ファンド加入者に返す利子費用も最小化する計画だ。


ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/498446.html 訳J.S