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パク・ウォンスン側 "財産マイナスになるだろう"

登録:2011-09-28 07:50
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/498197.html

原文入力:2011/09/27 21:24(2232字)
ソク・ジンファン記者


夫人の事業・子供…くまなく暴かれる身の上


パク・ウォンスン ソウル市長予備候補個人の身上に対する疑惑が短期間に洪水のように提起されているのは、彼が支持率1位を走る候補という点ばかりでなく、1980年代以後 公職を引き受けたことがなく基本的な検証機会がなかったという点が大きい。また、彼自身が市民運動指導者として公職候補者らに冷静な倫理的基準を掲げた経緯がある。パク候補が他の人より厳格で難しい検証基準を適用されている所以でもある。

■江南(カンナム)居住パク候補、財産はどのくらいあるか?


ハンナラ党と保守陣営はパク候補がソウル 江南、方背洞(パンベドン)の61坪型アパートに住んでいるという点を強調する。保証金1億ウォンに家賃250万ウォンを払っている。一部では‘パク候補が弁護士草創期に受託料として土地を受け取った’、‘当時お金をたくさん稼ぎ、ずっと江南に住むなど財産が多いだろう’という話も出ている。


これに対しパク候補側は「1993年に留学を終えて帰ってきて市民運動に飛び込んだ以後、家を持ったことがない」と強調した。1983年に弁護士生活を始め家も買い余裕もあったが、以後は次第に財産が減り貸切保証金も食いつぶし今は月払い家賃で暮らしているという説明だ。また「後ほど詳しく明らかにするが市民団体に財産も寄付し、現在の所得も大部分を寄付している」と強調した。


それでは現在、パク候補の財産はどれくらいあるのだろうか? パク候補キャンプのある関係者は「候補登録に備えて財産申告を準備中だが、財産総額が‘マイナス’になるだろう」と伝えた。夫人が事業をして生活費を作ってきたが、最近数年間は事業が大きく傾きパク候補があちこちから借金を繰り返して生活費に当てているという。


■夫人のインテリア会社が大企業の工事受注

パク・ウォンスン候補の夫人カン・ナンヒ氏は2000年に‘P&Pデザイン’というインテリア会社を作り参与連帯と美しい財団、美しい店のインテリアや大型アパートの工事を引き受けた。 特に創業してまもなく現代モービスの大型工事を数件受注した事実が知らされ論難がおきている。夫が率いている団体の工事を引き受けることが適切か、大企業からの工事受注もやはり夫の影響力があったのかなどが争点だ。


これに対してパク候補側は「夫人が‘突然に’生計の責任を負うことになり普段から関心があったインテリアデザインの勉強を始め、フランス インテリアデザイン専門教育機関のソウル分校で2年間の教育課程を履修した」として「美しい店のインテリアは利益も薄く条件も劣悪だったが、夫のために‘泣く泣く'引き受けた工事」と説明した。大企業から工事を引き受けたことに対しては「夫人の知人が紹介し他業者と共同で受注したもの」と明らかにした。しかしこういう説明にもかかわらず、現代モービス側が有力市民団体指導者の夫を意識して工事をまかせたのではないかとの疑惑は残るものと見られる。


■社外重役経歴、企業寄付金など論難


パク候補は2000年代中盤からポスコとブルームワン ホールディングスの社外重役を各々5年、8年ずつ務めた。ポスコからは総額3億ウォン余りを、ブルームワン ホールディングスからは2億ウォン余りを給与として受け取った。また、同じ期間にポスコとブルームワン ホールディングスはパク候補が導く美しい財団に寄付金を各々5億6000万ウォン、3億ウォンずつ出していたことが分かった。これについては‘企業を監視した市民運動家の身の振り方として適切だったか’という指摘も一部出てきている。


これに対しパク弁護士側は「大企業の社外重役は‘企業の透明経営’という制度の趣旨に合う活動」とし「ポスコから受け取った3億ウォンの内、2億6000万ウォンを、ブルームワン ホールディングスから受け取った2億ウォンの内1億6000万ウォンを市民団体と公益事業に寄付した」と説明した。


パク候補が導いた美しい財団と希望製作所が巨額の大企業後援支援金を受けとっていたという点に対しては「団体の性格を知らずに言う話」と一蹴した。美しい財団は金持ちや企業の寄付と社会貢献文化を定着させるために作った団体で、希望製作所もやはり企業らの後援と支出内訳が全て透明に公開されていて問題がないという説明だ。


■子供、過去発言など釈明


パク候補側は子供と関連した問題提起に対して「息子は最近空軍に入隊したが椎間板ヘルニアで帰宅処分を受けた後、再検査を控えており、スイスへ留学中の娘は生活費までもらえる奨学金を受けて行った」と説明した。


この日、民主党は「パク候補が昨年6・2地方選挙の時、江原道、太白市でハンナラ党候補おして出馬した人物を支援する遊説をし政策協約も結んだ」と攻勢をかけた。これに対してパク候補側は「希望製作所が進行した‘良い市場学校’出身人物を支援したこと」とし「ハンナラ党候補を支援したのではなく良い政策を持った候補を支援したまで」と反論した。


ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr


原文: 訳J.S