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通帳に犯罪者金が…「新種フィッシング」猛威

登録:2011-09-26 16:01
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/497853.html原文入力:2011/09/25 21:06(1008字)
ユ・ソンヒ記者

検察を装い口座情報など引き出した後
被害者名義のカードローンを申し込み「ごくりと」
今年だけ182件…被害額63億ウォン


ソウル松坡区に住むA氏は今年8月、「検察書記」という人から、「名義が盗用されており、不正金融取引が行われた」という電話を受けた。検察という話にA氏は、口座情報・残高・クレジットカード番号・暗証番号などを全て伝えた。30分後、また電話をしてきたこの「検察書記」は、「あなたの通帳に犯罪者金1千万ウォンが入っているが、ともすると共犯になる可能性があるので、私たちに送金しなさい」として、他の通帳番号を言ってきた。A氏は自身の通帳に新しく入ってきた1千万ウォンを譲り渡したが、このお金は「ボイスフィッシング」の連中が、A氏が伝えたカード番号と暗証番号を利用して、A氏のカードでカードローン(貸し出し)して得たものであった。

A氏の様な「カードローン貸出」方式を利用した知能型電話金融詐欺(ボイスフィッシング)被害の件数が急増しており、警察が注意報を発令した。警察庁は今年に入って今年8月までにボイスフィッシング被害が4705件が発生して、昨年同期より34%急増したと25日、明らかにした。

特にカードローン利用のボイスフィッシングは、今年に入って8月までに182件、被害額63億ウォン、発生件数が約15倍、被害金額は60倍にも急増した。警察は、ボイスフィッシングが国際電話ではないソウル地域番号の「02」で始める場合が61%に達しており、朝8時~昼間12時間に60%が発生したと明らかにした。 また、検察・警察を詐称するパターンが43%であり、老人だけでなく40~50代壮年層と青年被害者も多いと伝えた。

警察庁関係者は「△公共機関または、金融機関詐称△録音されたコメントが先に出てくる場合△個人情報および金融情報を詳細に尋ねる場合△現金支給期操作を指示する場合などは、無条件にボイスフィッシングを疑わなければならない」として「金を送ったとしても、直ちに112で申告すれば、支給停止でき、金を引き出すことを防ぐことができる」と助言した。

ユ・ソンヒ記者 duck@hani.co.kr
原文: 訳 M.S