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KTX-山川、安全点検期間 アルストム社の1/3に過ぎない

登録:2011-09-23 07:36

原文入力:2011/09/22 20:16(1209字)
キム・ギョンウク記者


国産化 日程に追われ平均5ヶ月のテスト後に無理な投入
試運転距離も半分… "国民乗せて試験運行" 指摘


←去る7日午前、試験運行をしたKTX-山川が全南、麗水(ヨス)駅から出発し万興洞(マヌンドン)トンネルを通っている。 麗水/ニューシス



頻繁な故障で‘故障鉄’という汚名を受けたKTX-山川がKTXより車両故障を事前に点検し安全性を確認する期間が短かったことが明らかになった。試運転距離もKTXの半分程度に過ぎず、KTX-山川が国産化日程に追われ無理に運行に投入された結果、頻繁な故障を起こしたのではないかという指摘が出ている。

22日国土海洋委員会所属のカン・キガプ民主労働党議員がKORAILから提出させた高速鉄道引き受け資料を見れば、フランス アルストム社が設計製作したKTXの場合、工場出庫日からKORAILが取得するまでに平均16ヶ月かかった反面、現代ロテムが国内技術で製作したKTX-山川は同期間がKTXの3分の1に満たない5ヶ月に過ぎなかった。


工場出庫後、KORAILに引き渡されるまでに製作会社は試験運転と車両調整試験、車両性能試験、総合試験など180種余りの試験を実施する。特に最先端高速車両の特性上、出庫後 引き渡しまで静かに停めておくことができないため車両を周期的に運行し性能を点検する‘動的保管’を行う。出庫後に運行しない場合、性能低下および故障の恐れがあるためだ。イ・ジンウォン 又松(ウソン)大教授(鉄道車両システム学)は「この期間が短かければ短いほど総合的な安全テストおよび安定化期間も短かいという話」と話した。


KTX-山川の試運転期間もKTXの半分ほどに過ぎなかった。アルストム社が製作したKTXの試運転距離はフランス現地で10万km、我が国に入ってきた後に4万kmで計14万kmに達したが、KTX-山川は6万9000kmであった。


カン・キガプ議員は「安全テスト期間が不足したことが結局は製品欠陥と頻繁な事故につながった」として「KORAILは結果的に国民を乗せてKTX-山川の試験運行をした形」と批判した。


これに対してKORAIL関係者は「安全性を確認する時間が長ければ長いほど故障を減らすことができるという点は認めるが、KTXの引き受け期間が長かったのは1998年開通予定だった京釜(キョンブ)高速鉄道が2004年に延期になったため」とし「山川の場合、安全性テストと4万kmの試運転距離など法的基準を守った」と話した。


キム・ギョンウク記者 dash@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/497508.html 訳J.S