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パク・ウォンスン「土建予算削る」

登録:2011-09-23 00:03

原文入力:20110921 20:46(2269字)


[ハニOnly] ソク・ジンファン記者


ソウル市長出馬会見で公約
「漢江(ハンガン)運河なくし自然復元」
会見場に市民招待し目を引く


←パク・ウォンスン弁護士が21日午前、ソウル龍山(ヨンサン)区白凡記念館でソウル市長出馬の記者会見をしている。 動画よりキャプチャー



「市民が市長です。これまでの10年が“都市のために人を失った10年”ならば、これからの10年は“人のために都市を変化させる10年”にならなければなりません」。ソウル市長予備候補に登録したパク・ウォンスン弁護士が21日午前、ソウル龍山区白凡記念館で出馬記者会見を行ない、10.26ソウル市長補欠選挙に出馬する自身の構想と抱負を明らかにした。

 パク予備候補はこの日「2011年ソウル、変化のシナリオが始まります」という題名の会見文を通じて、この10年間のソウル市政を批判し新しい変化に必要な自身の経験とビジョン、政策、哲学などを比較的詳細に紹介した。
彼は「私は長いこと、貧しい人と金持ちがともに生きていく共同体、生態と緑色が息づいている都市、人の臭いが漂ってくる通り、文化と芸術が溶け込んでいる生活空間としてのソウル、歴史の香りと人生の記憶がよみがえる故郷のようなソウル、を夢見てきた」として「これは私一人の夢ではないのであって、その夢を共有し実現する歴史の波にソウル市民が一緒にやって下さることを望みます」と提案した。
また彼は、「二人の前任市長の大統領への夢が膨らんでいく間に、ソウル市は負債が増え財政が破綻した」と批判し「土建と巨大プロジェクトによりアザだらけになったソウル市の財政を、均衡財政に快復させます」と強調した。


 特に彼はこの日会見を通じて自身がソウル市長になった時優先的に、そして必ず実践するという核心公約6つを出した。 彼が出した6つの公約を整理すれば以下の通り。

 1.展示性土建予算を削減し、その財源で福祉・環境・教育など市民の生活の質を高めるのに投資する。

 2.市議会・教育庁と協議して親環境無償給食政策を早期に確定して支障なく推進する。

 3.働き口の問題解決を最優先課題とし、疎外された脆弱階層と青年たちが立ち上がることができる“社会福祉的働き口”と“創造的ベンチャー企業”の創業と経営に必要な政策支援をする。 そのた めの社会投資基金と中間支援機関、流通支援機構の設置を推進する。

 4.漢江(ハンガン)運河は廃棄して自然型漢江(ハンガン)を復元する。 再生エネルギー拡大および気象異変による災害に備える安全な緑色ソウルを作る。

 5.再建築・再開発の猛スピード推進にストップをかけ、移住時期の調節と新しい賃貸政策を導入する。ソウル市の傘下機関であるエスエイチ(SH)公社の改革を通じて貸切住宅不足を最小化する。

 6.市民の考えを聞いてこれを政策化し、先ずどのように、誰とともにそれを実践するかを考える。
 

← 市民らと共にパク・ウォンスン希望製作所常任理事(前列中央)が21日午前、ソウル龍山区孝昌洞(ヒョチャンドン)白凡記念館でソウル市長出馬記者会見を終えた後支持者らと共に勝利を誓って手をたたいている。 パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr


この日の記者会見では、既成政治家の出馬会見では見られないような姿が目に付いた。パク予備候補は会見場に本がいっぱい積まれた机を置いて、「希望製作所で地方自治を研究しながら書いた本と世界各地を回って収集した資料です」と紹介した。また、美しい財団などで彼と一緒に奉仕活動をしてきた靴修繕業のイ・チャンシク氏を始めタクシー運転手や主婦などが会見場に招待されていたが、パク予備候補は出馬宣言文を読み上げた後、それをその5人に渡すイベントも行なった。


 記者会見の後行なわれた質疑応答の際、彼は「今回の選挙を透明できれいな選挙、市民参加でなされる選挙、市民との疎通が祝祭になる選挙になるようにする」として「選挙法該当がないように市民から小額の金を借りて選挙が終われば返すファンドを作る考えであり、選挙資金と関連した状況は全てインターネットに公開して既存選挙とは違う姿で選挙戦を行なう」と明らかにした。


(保守団体がソウル市長候補に推戴した)イ・ソギョン前法制処長官が言論インタビューを通じて「パク弁護士は首都移転に賛成した人」と指摘したことについては「地方分権は私たちの時代の大きな課題であり、ソウルと首都圏の過度な集中は地方に分散しなければならない」として「こういう分散がソウル市民にとって悪いことだけではなく、ソウルと地方が共生できる方法はいくらでもある」と所信を明らかにした。 関心を集めている民主党入党可否については「野党圏の統合候補になることが優先であり、民主党入党可否を含むすべての問題については統合候補になってから考える」と答えた。 民主党など野党圏候補と統合選挙戦を行う時のルールに関する質問に対しては「基本的に国民が同意して市民が支持できるような方式でルールが決まると見ている」として即答を避けた。

 ソク・チンファン記者soulfat@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/497205.html 訳A.K