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"権力の顔色を伺い…内部脅迫効果" 荒々しい反発

登録:2011-09-21 07:33
https://www.hani.co.kr/arti/society/media/497066.html

原文入力:2011/09/20 21:40(1506字)
ムン・ヒョンスク記者


MBC‘PD手帳’製作スタッフ 重懲戒
PD(ディレクター)含む内部構成員ら "言論自由萎縮させること" 激昂
編成製作部門組合員 "人事権悪用…請負懲戒拒否" 声明


<文化放送>(MBC)使用側が2008年4月‘米国産牛肉 狂牛病から安全か’編を作った<PD手帳>製作スタッフ5人に対し停職3ケ月から減給3ヶ月までの重懲戒を下した事実が知らされるや放送会社内外から荒々しい反発が起きている。

使用側は3年余りの法廷攻防の末に最高裁の無罪判決を受けたPD手帳‘狂牛病’編製作スタッフを対象に去る19日人事委を開き翌日の20日 懲戒結果を個別通知した。使用側は放送通信審議委が3年前に視聴者謝罪決定をし、それに伴い謝罪放送までしたので重懲戒が避けられないという主張を展開した。もちろん当時PD手帳製作スタッフや労組はこういう決定を受け入れることはできないという立場だ。チョ・ヌンヒ当時責任ディレクターは「2008年の審議委決定自体が誤りだらけだったので当時 再審申請を要求したが会社が拒否した」と明らかにした。他のプログラムとの公平性にもそぐわないということだ。2008年言論関係法を批判的に扱った<ニュース フー>も放送通信審議委の謝罪命令を受けたが使用側は従わず行政訴訟を提起した経緯がある。


大量重懲戒に対してディレクターらを含め内部構成員は激昂の雰囲気だ。  "言論の自由を萎縮させること"  "権力の顔色を見た結果だけでなく内部を脅迫する効果" として反発している。


労組側では当事者らと共に再審請求に入る計画だ。再審は7日以内に請求することができる。停職3ケ月の重懲戒処分を受けたチョ・ヌンヒ ディレクターは再審請求の代わりにすぐに不当懲戒無効訴訟を起こす方案を検討していると明らかにした。チョ ディレクターは「人事委に出席し1時間の間、去る2008年放送通信審議委の審議結果の誤りなど懲戒の不当性を話したにもかかわらず水泡に帰したことを見れば再審でも変わるのが難しい」としながら「非理と不正に堂々と相対し戦うPD手帳精神に再び戻って熱心に仕事をするだろう」と話した。


文化放送内部では今回の懲戒が‘キム・ジェチョル社長が権力に波長を合わせるために報道機関と言論人の役割は知った事ではないという処置」という糾弾があふれた。これらの人々はPD手帳製作スタッフ懲戒により政府政策を批判する言論の自由が大きく萎縮するだろうとして憂慮している。


今回の懲戒決定に先立ち、去る19日、編成製作部門労組組合員は‘PD手帳製作スタッフ請負懲戒を拒否する’という声明を出し「製作スタッフの自律性は地に落ちていると同時に人事権を悪用した不当人事と懲戒の刃が闊歩している」と主張した。労組も20日に非常対策委特報を出し「今のような状況ならば文化放送は直ちに目前に迫った10・26補欠選挙はもちろん、来年の総選挙と大統領選挙を放送する資格がない」として「政権との蜜月を越え、自ら政権に屈従して上納する行為を行う状況で、どうして公正放送を語ることができると言えるか」と使用側を批判した。労組は最高裁で無罪判決を下した製作スタッフを懲戒するということは‘官製放送を自認すること’とし26日に全面ストライキを強行する方針であることを再確認した。 ムン・ヒョンスク先任記者


原文: 訳J.S