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大統領府秘書官 “親日境界曖昧” 発言波紋

登録:2009-03-02 12:45

原文入力:2009-03-01午後11:17:14
“ナチ占領フランスと日帝状況は違って”…大統領府‘警告措置’

クォン・テホ記者クォン・ヒョクチョル記者

大統領府秘書官が3・1記念日を控えて独立記念館を訪問した席で、日帝時親日が避けられなかったという趣旨の発言をして論難がおきている。大統領府は1日、この秘書官に警告措置をした。

イ・サンモク大統領府嘆願制度改善秘書官は先月26日忠南,天安の独立記念館で記念館関係者たちと懇談会を開き、訪問客増大方案を議論し「独立記念館事業は独立有功者を賛えるポジティブ方式で行くべきで親日・反日を分けるネガティブ方式で行ってはいけない」と話した。イ秘書官は「フランスが(ナチスドイツ治下の)ビシー政権に対して反国家・反民族行為で処罰したことと、我が国の日帝時代状況は違う」として「国が突然滅び植民地になったが、子供たちに勉強はさせなければならず、その過程で面書記(村役場の書記)をするなど親日の境界が曖昧なため」と説明した。

彼はまた「我が国は独立運動と建国の二つとも成功した」として「独立活動家の功績も大きいが、イ・スンマンの役割も大きい」と話した。それと共にイ秘書官は「ガンジーは偉大だが、糸車だけを回そうと言って英国からの紡織機提供を拒否したが、もし私たちもそのようにしたとすれば国が発展をしたか」と付け加えた。こういう言及は日帝植民地時代に経済発展がなされたという植民地近代化論をも連想させる。

イ秘書官はニューライト全国連合常任議長のキム・ジンホン牧師の補佐役出身であり、昨年の大統領職引継ぎ委員会国民成功政策提案センター長を引き受けるもした。イ秘書官は「嘆願制度改善秘書官として独立記念館と関連した一般人の嘆願と要求事項が多く、これを伝達しに独立記念館を訪ねて行った」と話した。

大統領府は1日、チョン・ジョンキル大統領室長が経緯報告を受けた後、「経緯はどうであれ誤解を受けかねない発言をしたことは非常に不適切な身の振り方だった」として強力に叱責し警告したと報道資料を通じて明らかにした。

これに対してイ秘書官は「親日を肩を持ったのでは絶対にない」として「独立記念事業がうまくいくためには独立有功者をよく賛えるポジティブ方式の記念活動が必要だという趣旨であった」と解明した。しかしチャ・チャンギュ光復会事務総長は「歴史を眠らせようと擁護したりわい曲してはいけない」として「独立のために生涯を捧げた烈士を冒とくすることだ」と批判した。

クォン・テホ,クォン・ヒョクチョル記者ho@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/341619.html

原文: 訳J.S